2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今朝、目を覚ましたら部屋のなかが煙りだらけだったのでびっくりした。最初は、寝ぼけ眼に部屋が煙って見えるだけだと思ったのだが、どう見ても白い煙が天井に充満している。焦げ臭い匂いもした。タバコはもう何年も吸っていない。とっさに、パソコンのハー…
「あなたはこれこれについてどう思いますか」と尋ねてくる人たちとは違って、ダネーはインタビューでまず自分から話しはじめ、そのうちにこちらが、彼のいったことに対してなにか答えないではいられないようにもっていくのです。ジャック・リヴェット このた…
リビアのエイズ裁判ひどすぎるんじゃない? なんて野蛮な世界なんだ。 - 大西巨人の『神聖喜劇』については何度も紹介している。荒井晴彦が脚本を書いていることもどこかで書いた。しかし、まさか本当に映画になるとは思っていなかった。ところがなんと、そ…
澤井信一郎の新作がひさびさに公開される。アルトマンのいかにも彼らしい遺作も来年早々に登場する。しかし、なんといっても、いちばん待ち遠しいのは黒沢清の新作だ。 ・『叫(さけび)』 監督:黒沢清 出演:役所広司/小西真奈美/伊原剛志/葉月里緒奈 内容…
オーソン・ウェルズのやった偽放送「火星人襲来」はいまや伝説と化しているが、今朝の衛星ニュースで似たようなことがベルギーでおきたことを伝えていた。ベルギーの公共放送テレビ局が、フランドルが分離独立し、ベルギーが分断されて二つの国になるという…
ラウール・ルイスのことを書いた数日後にピノチェトが亡くなるというのもすごい偶然である。イギリスで逮捕されて以来なにかと話題になってきたピノチェトだが、ついにくたばったというわけだ。相当ひどいこともやった男だったらしいが、こいつのおかげでラ…
モンテ・ヘルマン『断絶 コレクターズ・エディション』脱力感をともなうロード・ムーヴィーの傑作。 『ミヒャエル・ハネケDVD-BOX』 クロード・シャブロル『ボヴァリー夫人』 ヴァレリアン・ボロヴツィク『罪物語』 『野良猫ロックコンプリートBOX』 『フリ…
ラウール・ルイス『クリムト』★★☆ 芸術家ものというのはどうも苦手だ。たいていは退屈で見ていられない。しかし、映画がわからない人間に限ってこういうものが好きだったりする。ギャングが主人公だと見向きもしないのに、画家や作家が主人公というだけで、…