2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日は、ジャン=ミシェル・フロドンの文章の日本語訳を半分まで読んだ時点で書いたのだが、後半の訳もぐだぐだだった。それでも、『フィルム・ノワールの時代』の細川晋の訳よりは全然ましだったが・・・(サイト「映画の誘惑」を参照)。ま、こんな話を続…
京都造形芸術大学に吉田喜重がトークをしにくるので、話を聞きにいく。トークが終わってホールの外に出ようとしていたとき、第七藝術劇場の松村氏に呼び止められる。七藝で吉田喜重の上映をやるので、今日はそのために監督とスケジュールの調整などの打ち合…
京都市立博物館にて。最も有名な日本のサイレント映画。実は、今回見るのが初めて。たしかに、瞬間瞬間すごいイメージがあるのだけれど、全体的に見るとどちらも結構退屈な映画だった。ま、結局、お話はどちらも古くさい新派のそれなのだ。両作品とも、雨の…
アラン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』がいつの間にか品切れになっていた。大型のネット書店をいくつか調べてまわったが、すべて入手不可。いつか買うつもりでいたが、まさかこんなに早くなくなるとは思っていなかった。が、最終兵器として残していた三月書…
「私は、あの冬、漠とした怒りの虜になっていた。」(『シチリアでの会話』) プラネットでストローブ=ユイレの『労働者たち、農民たち』と、ペドロ・コスタの『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』を大阪 Planet Studio + 1で…
青山真治の『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を京都シネマで見た。青山の映画は、最近は、3本に1本ぐらいしか劇場で見ていない。これも知らない間に封切りが終わっていたので、しまったと思っていたのだが、調べてみたら、京都シネマで1週間ほどかかって…
京都市立博物館に並木鏡太郎の『樋口一葉』を見に行く。ふだんは入場券を買いさえすれば入れるのだが、今回は特別企画なので、あらかじめはがきを持っている人だけしか入れないと受付でいわれる。しかし、上映開始ぎりぎりになってまだ空席があれば見られる…
1月末に、京都の「ひと・まち交流館」という場所に映画『ルート181』を見にいく。『スペシャリスト:自覚なき殺戮者』のエイアル・シヴァンと『ガリレアの婚礼』のミシェル・クレイフィが共同で撮ったドキュメンタリーだ。最近は劇場に映画を見にいくこ…
古文書の修復の仕事をしている男マトゥゼック(クロード・リッチ)の結婚生活は不幸だった。彼の妻は夫を顧みず、日がな一日テレビばかりを見ているような女で、彼は離婚したがっているのだが、妻は今の安穏な生活を捨てる気はない。マトゥゼックは、その神…