2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ホームページのほうに、「コメディ映画 ベスト50」サイレント編をアップしました。
また『となりのトトロ』を見てしまった。テレビで放映されるとついつい見てしまう。宮崎駿のアニメではわたしはいまだにこれがいちばん好きだ。リアリスティックな部分とファンタスティックな部分のバランスがいちばんいいように思えるし、説教くさくないの…
レバノンも日増しにめちゃくちゃなことになってくるね。国連軍の部隊まで空爆するなんて、イスラエルは何を考えてるんだろうね。 - さて、イタリア語もスペイン語もまだ中途半端なのに、中国語と韓国語を本格に勉強し始める。まずは韓国語から。昨日、早速、…
ホームページのほうで「コメディ・ベスト50」を作ると宣言してからだいぶたつのにまだ一行も書いていなかった。ようやくリストアップを始める。映画史を代表するコメディ50作を選ぶというのは意外と骨が折れそうだ。しかし、このあれこれ迷いながら選んでい…
1984年にゴダールとソレルスが対談した模様を収めたDVDがフランスで発売された。"Entretien Jean-Luc Godard / Philippe Sollers"そういえば、ドゥルーズの『シネマ』を生み出すことになるソルボンヌでの伝説の講義(の一部)がCD化されたという記事を「リベ…
[ガス状の知覚に向けて]万有変化のシステムというのが、ヴェルトフが「キャメラ=眼」において到達しようと、いや復帰しようともくろんだものだった。あらゆるイマージュは、そのすべての面と部分において、互いに関わり合って変化する。ヴェルトフは自身…
ジガ・ヴェルトフ『レーニンの三つの歌』★★★レーニンの死後に完成されたドキュメンタリー。トーキー映画だが、実質的には音楽付サイレント映画に近い。全体が三つのパートに分けられ、人民がレーニンを讃える三つの歌として構成されている。第一の歌は、レー…
『黒沢清の映画術』(黒沢清)「映画のミライはどこにある? 伝説の自主映画集団「パロディアス・ユニティ」から最新作『LOFT』まで、映像の魔術師がすべての秘密を明かす決定的自伝!」──だそうです。まだ発売前なのでどんな内容かはわからない。すでに…
グェン・ホン・セン『無人の野』(1980)★★ネオレアリスモふうヴェトナム映画。ヴェトナム戦争をベトコンの側から描いているというだけで評価されているが、正直いって、かなり素朴というか、稚拙な作品である。しかし、土地の大部分が水に浸かっている湿地…
DIGA がときどき EPG を取得できなくなる謎が解けた。どうやらハードディスクのメモリーがいっぱいいっぱいになっていたためらしい。映画はそんなにたまっていないのだが、NHK の語学番組すべて、美術関係、科学関係の番組、世界遺産などなど、ありとある番…
足立正生『略称 連続射殺魔』★★★1968年に起きた19才の少年永山則夫による連続射殺事件に衝撃を受けた足立正生が、松田政男、佐々木守らとともに、事件の直後に撮り上げたドキュメンタリー。とはいえ、ここには永山則夫を知るものを取材したインタビューもな…
最近古本屋でラテンアメリカの文学をよく見かけるような気がする。なにか動きがあるのだろうか。古本屋には最低週一回は顔を出しているので、なんとなく雰囲気でわかることがあるのだ。ヘンリー・ミラー全集をやたら見かけるなと思っていたら、しばらくして…
頭突きぐらいで大騒ぎすることかとも思うが、まあ、ジダンもやっぱり人間だったということだね。 BOX で出ていたヴェンダース作品が、ばら売りで発売。 ■『ベルリンのリュミエール/ 666号室デジタルニューマスター版』 「ベルリンのリュミエール」は、映画の…
マルコ・ベロッキオ『夜よ、こんにちは』★★★テロの嵐が吹き荒れ、「鉛の時代」と呼ばれた70年代のイタリア。この時代の記憶は、今もイタリア人の記憶に深く刻み込まれている(たとえば、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』には、この時代が深く影を落として…
テレビのスイッチを入れてから画面が来るまでますます時間がかかるようになった。画面もなんだかぼやけて見えるようになった。そろそろ本当にやばいかもしれない。なんとか年末商戦までは持ちこたえてほしいのだが、むつかしそうだ。これはもう10年以上前に…
Web 版「リベラシオン」の映画コーナーが模様替えしていて、前より使い勝手が悪くなった。ちなみに、「ル・モンド」でも「リベラシオン」でも、先頃公開されたばかりの北野武『TAKESHIS'』の批評が出ている。「ル・モンド」では武のインタビューも読める。 -…
ブラジルが負けてしまい、お気に入りのロナルドのいるポルトガルも敗れてしまった。今大会はロナウジーニョの大会になるといわれていたが、結局、終わってみたらジダンの大会だったということになりそうだ。そういえば、Web 版のカイエ・デュ・シネマにも、…
ここ数日体調が不良で、頭もよく働かない。 アンヌ・フォンテーヌ『おとぼけオーギュスタン』★★★フランスの女性監督アンヌ・フォンテーヌの処女作。1995年という製作年度を考えると、スタンダード・サイズはめずらしい。61分という上映時間も注目に値する。…
8月にジャコメッティ展が関西でも開催される模様。兵庫県なので、わたしが住んでいる場所からはちょっと遠いが、ジャコメッティが日本でまとめて見られるなんて機会は滅多にないことだ。これは見逃せない。 - 本屋で『ルイス・ブニュエル著作集成』という本…
テレビで江口洋介版『戦国自衛隊』をやっていたので見たのだが、とんでもない代物だったので書く気にもならない。だめ出しをすべき場所は数え切れない。しかし、最初の5分間で見る気をなくさせてしまうのは、結局、リアリティがないという一言に尽きる。自衛…
あまり書いている時間がないので、メモふうに(ぜんぜんまとまってません)。藤田敏八『修羅雪姫』★★☆山根貞男は、72年以降に、東宝のスクリーンに「異種の血」が大量に流れ込んでくることを指摘している。「異種の血」とは、要するに、非東宝のスターや監督…