明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新作公開情報『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』

『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』(日本) 監督:藤原敏史 出演:土本典昭 内容:日本が世界に誇るドキュメンタリー映画の巨匠、土本典昭。本作はその映画と、見守り続けてきた水俣への思いを余すことなく伝える… (5月下旬〜ユーロスペース) 配…

『影』『夜行列車』〜アーティ・ショウのことなど

イェジー・カワレロヴィッチ『影』★★☆ 『夜行列車』★★ NHK BS2 で鑑賞。有名な映画だから以前に見ていると思いこんでいたが、両方とも見ていなかった。どちらも、映画の魅力というよりはストーリーテリングで見せる作品だ(その意味では、クシシュトフ・キェ…

新作公開情報〜『不完全なふたり』『終りよければ すべてよし』

海外では、デイヴィッド・リンチの新作 "Inland Empire" が話題に。 『不完全なふたり』(フランス・日本) 監督:諏訪敦彦 出演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ 内容:マリーとニコラは結婚して15年になる夫婦。彼らは友人の結婚式に出席するために、リスボ…

MacBook を使ってみる(その4):ビッグ・トラブル

Mac

先日、ついにカーネルパニックというやつを体験した。実は G4 を使っていたときにも一度体験しているのだが、今度のやつには正直参った。Parallels を起動中のことだ。動作が極端に重くなり、ついにはなにも動かせなくなってしまった。option + command + es…

『ドン・シーゲル コレクション DVD-BOX』『タバコ・ロード』『復讐鬼』ほか

DVD

今回は結構すごいです。 ジョン・フォード『タバコ・ロード』ジョン・フォードです、ジーン・ティアニーです。恥ずかしい話、わたしはまだ『タバコ・ロード』を見たことがないんです。発売日が待ち遠しい。 ジョゼフ・マンキーウィッツ『復讐鬼』これも見て…

『吉田喜重 変貌の倫理』『表象の奈落 』ほか

蓮實重彦・吉田喜重『吉田喜重 変貌の倫理』 [「ろくでなし」から「鏡の女たち」へと至る43年間もの歳月を通じて、ひたすら無時間性に徹することで、そのつど鮮やかに歴史を露呈させてみせる吉田喜重。映画だけに許されたフィクションを、いま生の倫理として…

訂正

『初学者も専門家も新・冠詞抜きでフランス語はわからない 』のリンク間違ってました。

MacBook を使ってみる(その3):Parallels の最新ヴァージョン

Mac

MacBook を使い始めると同時に Boot Camp で WindowsXP 用のドライブを作り、Parallels Desktop も導入し、必要な Win アプリもだいたいインストールし終わり、Windows 環境はほぼ整っていたのだが、最近になってまたしても Boot Camp をインストールし直し…

モンテイロの3作品

DVD

モンテイロの DVD-BOX については以前にほかでも紹介してあるが、あれが高すぎるという人には朗報である(どのみちあれはいま入手不可)。代表作である『黄色い部屋の思い出』『神の喜劇(神曲)』『神の結婚』、計3本をおさめた DVD-BOX が出た。というか…

『啓蒙の弁証法』『意味の論理学』ほか

シュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』前に中公文庫のものを紹介したが、角川文庫からも出てしまった。これで岩波文庫とあわせて三つの文庫が出たことになる。立ち読みした感じでは、この訳がいちばん生きがいいような気がしたが、どうだろう…

新作公開情報〜ソクーロフ『ロストロポーヴィチ』

『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』(ロシア)監督:アレクサンドル・ソクーロフ 内容:チェロの巨匠ロストロポーヴィチ。彼の妻でロシアのボリショイ劇場を席巻したソプラノ歌手ヴィシネフスカヤ。彼らの人生を通じて紐解かれる人間愛と芸術の歴史を描いたド…