明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年書き残したこと

今年もあと残りわずかになってきたので、そういえば書き忘れていたことをいくつかまとめ書きしておく。 アルゼンチンでラングの『メトロポリス』の全長版が発見このブログで『メトロポリス』について書いたことがある。『メトロポリス』がどういった経緯で現…

ゴーゴン幻想

狼男ものを何本かつづけて見ていて、ふと、テレンス・フィッシャーの『妖女ゴーゴン』が狼男のテーマの変奏であることに気づいた。これに気づいた人はまだいないのではないかと、大発見に胸を躍らせたが、騒いでもあまり共感はえられそうにないので、ここに…

新作DVD〜『シチリア!』『映画作家ストローブ=ユイレ あなたの微笑みはどこに隠れたの?』ほか

DVD

しばらく日本の新作 DVD にはこれというものがなかったのだが、この辺で一挙にまとめて。 ニコラス・ローグ『赤い影』 最近、ひさしぶりに見直してみたら、むかし見たときほどおもしろくなかった。けれど、赤いサンタクロースがふりむく瞬間はやっぱり怖い。…

狼男とロイ・ウィリアム・ニール

ずいぶんブランクがあいたので、なかば義務感からなにか書いておこうと思う。 興味をもっている人はあまりいないかもしれないが、今回のテーマは狼男である(ここ数日、狼男がマイブームなので、少々おつきあいを)。 狼男は、戦前のユニヴァーサルが生み出…