明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD 紹介〜『水没の前に』『魔女』『タブウ』『清水宏監督作品 第一集 ~山あいの風景~』などなど

DVD

ジャ・ジャンクー『長江哀歌』 リ・イーファン『水没の前に』 佐藤真らによって絶賛されたドキュメンタリー映画。『長江哀歌』にあやかってということでしょうか。ついでに、全然評判を呼ばなかったツァン・ミンの『沈む街』も DVD にしてほしですね(ビデオ…

ロブ=グリエの余白に

物欲というのは金のないときにかぎってむらむらと湧いてくるのか、最近ほしいものがいろいろあって困ってしまう。ソフトバンクの春モデルで発売されることになっている Nokia の x02nk は、ソフトバンクになってはじめて心からほしいと思ったモデルで、これ…

ルネ・アリオ『私、ピエール・リヴィエール』、アラン・タネール、フェルナン・ドリニーほか

DVD

René Allio, Moi pierre riviereルネ・アリオについては以前から何度か名前を出してるんだけど(調べてみたら、このブログでは 2005年にはじめて言及していた)、日本ではまだまだ無名に近い存在のようだ(Google のフレーズ検索では「ルネ・アリオ」は 428 …

クリフォード・シマック『都市』、ほか

三日つづけて鳥居みゆきを見てしまった。恐ろしいもので、何度も見ているうちにあれがだんだん面白くなってきて、いつの間にかつぼにはまってしまっている自分に気づく。最近テレビに出る機会が多いせいか、芸もなんとなく洗練されてきたし、R1 のネタもよく…

ウォルシュ、サーク、シーゲルほか

DVD

フランスの DVD はしばらくチェックしていなかったんですが、その間、結構いろいろ出ていました。面倒なので日本語タイトルは書いてません。とりあえず、アメリカ映画を中心に紹介しました。ヨーロッパ映画については、次回に回します。 ドン・シーゲル L'ho…

再びマイケル・カーティズとファスビンダーについて

先日、ファスビンダーがらみでマイケル・カーティズ(カーティスと書くほうが一般的。辞書で引くとどちらの発音も乗っているので、どちらとも決められない)の『春なき二万年』に少しふれたが、なんと東京フィルムセンターでこの映画が上映されるらしい(な…

マイケル・カーティス『四人の姉妹』ほか

マイケル・カーティス『四人の姉妹』ローズマリー、ローラ、プリシラのレイン三姉妹(本当は四姉妹だが、この映画では四女をゲイル・ペイジが演じている)が共演した『若草物語』ふうのメロドラマ。原作はファニー・ハースト。『模倣の人生』『ユーモレスク…

新作DVD〜『ペドロ・コスタDVD-BOX』『ストローブ=ユイレ コレクション アンティゴネー』ほか

DVD

このブログにふさわしい作品がなかなか出なかったので、しばらく日本の新作 DVD の紹介はしていませんでしたが、ひさしぶりにビッグなサプライズがありました。 『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』 ずいぶん以前にここで書いたロブ=グリエの新作が DVD で…