2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
カンヌ映画祭のコンペ出品作の一部が発表された模様。フランスからはアルノー・デプレシャンとフィリップ・ガレルの新作が出品される。アメリカからの出品作は少ないようだが、イーストウッドがアンジェリーナ・ジョリー主演で撮った誘拐サスペンス「The Cha…
エメ・セゼール『帰郷ノート/植民地主義論』 フランスの詩人であり、政治家でもあったエメ・セゼールが亡くなりました。高齢だったのでいつ死んでもおかしくない状態だったそうです。改めて調べてみると、日本で出ている翻訳は意外と少ないですね。 ジャック…
『クローバーフィールド』この映画は、最初から最後まで、一般人がビデオで撮影した映像という体裁でつくられている。いわば、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の手法を使って作りあげられた大仕掛けのSFアクションである。ドゥルーズふうにいうなら、…
FILM COMMENT の昨年の映画ベストテンが発表されていた。蓮實重彦の個人ベストテンも載っていたが忘れた。ナンニ・モレッティの新作がはいっていたのがちょっと意外だったぐらいで、あとはいつもの固有名詞が並んでいるだけだったと思う。どうしても気になる…
川口浩の探検隊みたいなおバカな映画になっている可能性も高いが、『クローバーフィールド』は気になるので見にいってしまいそう。 チャールトン・ヘストンの死亡は国際的に大きく報じられているが、リチャード・ウィドマークが死んだことはあんまり話題にな…
小説は出自の卑しい芸術だといわれるが、映画にくらべればまだましだ。映画の卑しい出自を確かめるためにも、くだらないホラーなどもたまには見ておく必要がある。 セルジオ・マルティーノ『影なき淫獣』 『デス・プルーフ』のタランティーノが影響を受けた…