明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~』

DVD

カンヌ映画祭のコンペ出品作の一部が発表された模様。フランスからはアルノー・デプレシャンとフィリップ・ガレルの新作が出品される。アメリカからの出品作は少ないようだが、イーストウッドがアンジェリーナ・ジョリー主演で撮った誘拐サスペンス「The Cha…

『言葉を撮る―デリダ/映画/自伝』ほか

エメ・セゼール『帰郷ノート/植民地主義論』 フランスの詩人であり、政治家でもあったエメ・セゼールが亡くなりました。高齢だったのでいつ死んでもおかしくない状態だったそうです。改めて調べてみると、日本で出ている翻訳は意外と少ないですね。 ジャック…

『クローバーフィールド』

『クローバーフィールド』この映画は、最初から最後まで、一般人がビデオで撮影した映像という体裁でつくられている。いわば、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の手法を使って作りあげられた大仕掛けのSFアクションである。ドゥルーズふうにいうなら、…

新作DVD〜『ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2』など

FILM COMMENT の昨年の映画ベストテンが発表されていた。蓮實重彦の個人ベストテンも載っていたが忘れた。ナンニ・モレッティの新作がはいっていたのがちょっと意外だったぐらいで、あとはいつもの固有名詞が並んでいるだけだったと思う。どうしても気になる…

ゴダール『楽しい知識』ほか

DVD

川口浩の探検隊みたいなおバカな映画になっている可能性も高いが、『クローバーフィールド』は気になるので見にいってしまいそう。 チャールトン・ヘストンの死亡は国際的に大きく報じられているが、リチャード・ウィドマークが死んだことはあんまり話題にな…

チャン・チェ『新・片腕必殺剣』ほか

小説は出自の卑しい芸術だといわれるが、映画にくらべればまだましだ。映画の卑しい出自を確かめるためにも、くだらないホラーなどもたまには見ておく必要がある。 セルジオ・マルティーノ『影なき淫獣』 『デス・プルーフ』のタランティーノが影響を受けた…