明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD〜『シヴィリゼーション 小津安二郎の愛した映画』ほか

DVD

MacBook の状態がそろそろ限界に達したので、修理に出そうと思ってサポセンに電話する。保証期間は終わっていたが、なんとかタダで修理させようとクレーマー並みに1時間ぐらい電話でねばったが、最後は技術担当者にまわされ、結局いいふくめられてしまった…

新作DVDと新刊本〜『陽気な中尉さん』『映画崩壊前夜』ほか

新作DVDと新刊本を、気づいたものだけ。 エルンスト・ルビッチ『陽気な中尉さん』、『ラヴ・パレード』 ジュネス企画です。 中原昌也『映画の頭脳破壊』 蓮實重彦、鈴木則文、柳下毅一郎、西島秀俊、芝山幹郎、阿部和重、長嶋有、井土紀州、樋口泰人、青山真…

ノラ・グレゴールについて

パソコンの調子が最悪なので、更新が滞り気味です。 ☆ ☆ ☆ 「ルノワール・ルノワール展」にいく前にルノワールの映画をすこし見ておこうかと思って、『小間使いの日記』と『ゲームの規則』をひさしぶりに見直した。そのあとでドライヤーの『ミカエル』をたま…

新作DVD〜『秘密の儀式』『ジェリー・ルイス キング・オブ・コメディBOX』ほか

DVD

ジョセフ・ロージー『夕なぎ』、『秘密の儀式』 ロージーは日本でも海外でも、それほど DVD化は進んでいないように思える。ついにロージーの DVD化がはじまったのか。『夕なぎ』は何度か見ているが、『秘密の儀式』はおおむかしにパリで見て以来だ。ともかく…

アンドレ・バザンのアメリカにおける受容について

ただの覚書です。 Cahiers du Cinéma では、いま、"Bazin mois après mois" と題して、毎月アンドレ・バザンの短い文章をコメント付きで載せている。バザンの書いたものなどとっくにすべて本になっているかと思いきや、どこかの雑誌などに発表されたままほと…

『非Aの世界』ほか

スタニスワフ・レムが『枯草熱』という小説を書いているということをはじめて知ったときは、その「枯草熱」という未知の言葉に魅せられたものだが、だいぶ後になって、枯草熱を意味する "hay fever" という英語が「花粉症」の意味でも使われることを知って、…