明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD(補足)〜『黒い眼のオペラ』ほか

DVD

こないだ紹介したばかりですが、いくつか補足を。 ジャン・ルノワールBOX で出ていたもののばら売りです。 『坊やに下剤を』、『のらくら兵』、『草の上の昼食』、『素晴らしき放浪者』 ルイス・ブニュエル『ナサリン』、『河と死』 ジュールス・ダッシン『…

『ジャック・ドゥミ初期作品集DVD-BOX』『去年マリエンバートで HDニューマスター版』ほか

DVD

『大島渚 4 - 愛のコリーダ/愛の亡霊/マックス、モン・アムール』 『愛のコリーダ』は、「完全ノーカット版」と謳ったものと同じボカシ入りの DVD なんだろうか(わたしは海外版を持っているのでどうでもいいのだが)。 『ジャック・ドゥミ初期作品集DVD-BOX…

ジョン・ヒューストン『Wise Blood』ほか

DVD

すべてフランス版です。 ラオール・ウォルシュ 『Victime du destin』(『決斗!一対三』) 何度見ても途中で寝てしまうので、最近では睡眠薬代わりに使っていたファスビンダーの西部劇『Whity』の DVD をやっと見終えた。こんなに眠気を誘う西部劇はウォー…

「カイエ」2008年ベストテン覚書

アサイヤスは『夏時間の庭』だけでなく、『クリーン』と『NOISE』も公開されるようだ(この2本は音楽ものということでパッケージされたのだろうか)。しかし、もう少しタイムリーにできないものか。『クリーン』なんてもう5年前の映画なわけだし、こんなふ…

リチャード・クワインとキム・ノヴァク

『グラン・トリノ』をやっと見に行く。呼吸がほとんど西部劇だ。なにげに床屋も出てくる。西部劇に出てくる床屋では、散髪ではなく、決まって髭剃りだけが行われるのだけれど、この映画では、ひげだけは剃らなかったイーストウッドが最後の最後にひげを剃る…

『小海永二 翻訳選集 第4巻 アンドレ・バザン 映画とは何かI~IV (大型本)』

『小海永二 翻訳選集 第4巻 アンドレ・バザン 映画とは何かI~IV (大型本)』 長らく絶版になっていたバザンの『映画とは何か』が去年、復刊していた。なにを今さらという話だが、わたしはついさっき知った。わたしのような人もいるかもしれないので、念のため…