明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD〜『アストレとセラドン 我が至上の愛』『果てなき船路』など

DVD

大統領選挙後の混乱のイラクから遠く離れたイタリアで、アッバス・キアロスタミがジュリエット・ビノシュ主演の映画を撮っているという話を聞いたときは驚いたが、今は一刻も早く見たくてしようがない。 さて、約1ヶ月ぶりに、日本の新作 DVD を紹介する。…

ロジャー・コーマン『フランケンシュタイン/禁断の時空』

ロジャー・コーマン『フランケンシュタイン/禁断の時空』 (Frankenstein Unbound, 90, 未) まじめな映画の話がつづいたので、この辺りでくだらない方向に振り子を戻しておかなければ。そう思って、いい話題を探していたら見つかった。ロジャー・コーマンの…

いくつかの近作についての短い覚書3〜ベーラ・タル『倫敦から来た男』

ベーラ・タル『倫敦から来た男』(The Man from London) タル・ベーラことベーラ・タルが、ジョルジュ・シムノンの小説を映画化した新作。夜の波止場。水面をとらえていたキャメラが、港に泊められていた船の船首にそってゆっくりと上昇してゆく。デッキにた…

『カタリーナ・ブルームの失われた名誉』のことなど

お盆休みなのでどうでもいい話題を。 Allcinema Online のいい加減さは前にも書いたが、間違いはいっこうに減る気配がない。最近見つけた間違いをいくつか挙げておく。 ジャン・ルノワール『The Land Is Mine』→『This Land Is Mine』 『来るべき世界』(THIN…

フリッツ・ラング(?)の『Moontide』

ボツにしようと思った記事だが、他に書くこともないのでアップしておく。 ☆ ☆ ☆ 『脅迫者』の DVD が出た。監督名はブリテイン・ウィンダストとなっているが、これがウォルシュ作品であることはだれもが知っている。これもむかしパリの映画館で見た。ふつう…