明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ルイス・ガルシア・ベルランガと 50 年代スペイン映画(1)

ルイス・ガルシア・ベルランガは、フアン・アントニオ・バルデムらとともに、50 年代におけるスペイン映画の再生に中心的な役割を果たしたとされている監督である。49 年に共同監督した『Paseo sobre una guerra antigua』がともに処女作というベルランガと…

Eclipse Series 22: Presenting Sacha Guitry

DVD

Criterion のホームページを見ていて思わず、「おぉ!」と声を出してしまった。Eclipse シリーズからサッシャ・ギトリの DVD-BOX が出るのだ。 『Eclipse Series 22: Presenting Sacha Guitry』 収録されている作品は、The story of a Cheat, The Pearls of …

新作DVD〜『拳銃の報酬』『春の序曲』ほか

DVD

『拳銃の報酬』 紀伊国屋から発売。5年ほど前にロバート・ワイズが亡くなったとき、だれか『拳銃の報酬』を DVD 化してくれないものかと、このブログに書いたことを、思い出した。もっとも、その頃は、この映画のことはほとんど忘れられていたので、たいし…

猶予された映像〜ハルーン・ファロッキ『猶予』(『猶予期間』)

ハルーン・ファロッキの『How to Live in the German Federal Republic』 の DVD が出るようだ。DVD になるのは初めてではないだろうか。ドイツではファロッキ作品の5枚組 BOX が出ているが、英語字幕がついている気配はないし、もれている作品も結構多い。…

The William Castle Film Collection〜ウェルズからキャッスルへとつづく道

『The William Castle Film Collection』 ウィリアム・キャッスルの名前は日本でもそれなりに知られている。しかし、有名なわりには、ビデオにはほとんどなっていないし、DVD も今のところ数枚が出ているだけだ。別に見るほどの監督ではないではないかといわ…