明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

RKO Pathé についての覚書

わたしが RKO Pathé のロゴをはじめて目にしたのは、ジョージ・キューカーの『栄光のハリウッド』(31) という作品のなかだった。RKO のオープニング・ロゴといえば、Radio Pictures になってからの、電波塔から電波がピピピと出るあれしか知らなかったから、…

新作DVD〜レオ・マッケリー『明日は来らず』ほか

DVD

エミール・レノーという人のことをちょっと調べていた。いわゆる「映画前史」が語られる際に必ず登場する人物のひとりだが、マイブリッジやマレーなどとくらべるといささか影が薄い。とはいえ、同じぐらい重要な人物である。(ちなみに、Reynaud は、「レイ…

ロバート・クレイマー『Millestones』、シャルナス・バルタス『The House』ほか

DVD

しばらくフランスの DVD をチェックしないあいだに、大変なことになってた。 すごいのがごろごろ出てる。Amazon.fr はいったん在庫がなくなると、それで終わりという場合が少なくないし、早めに注文せねば。 ロバート・クレイマー『millestones ; ice』 実を…

モーリス・エンゲル『小さな逃亡者』

もしも若きアメリカ人モリス・エンゲル が、その美しい映画『小さな逃亡者』で、われわれにインデペンデント映画への道を示してくれなかったら、ヌーヴェル・ヴァーグは存在しなかったでしょう。フランソワ・トリュフォー「ザ・ニューヨーカー」 ある写真の…