明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・クメール『赤い唇』『Malpertuis』

日本ではほとんど知られていないが、幻想映画の巨匠として海外ではかなり有名なベルギーの映画作家ハリー・クメール(Harry Kumel)の映画を2本。Kumel は「クーメル」と読む方が正解である気がするのだが、一般にはこういう表記になっているようだ。 『赤…

連続講座:映画批評_新しい映画と観客のために第6回「崩壊する国家と崩壊する映画──アレクセイ・ゲルマン」

来年の2月8日に、神戸映画資料館でアレクセイ・ゲルマンについて講座を行うことになりました。前回ここで講座をやったときは、ジョン・カーペンターについてお話しさせてもらったのですが、今回はゲルマンということで、全然首尾一貫しませんが、自分で言…

新作DVD〜ヴォイチェフ・ハス『サラゴサの写本』、カレン・シャフナザーロフ『ゼロ・シティ』ほか

DVD

『ゴダールの決別』Blu-ray DVD版 も再版。 レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ 【リムジン・エディション】』(Blu-ray Disc) ヴォイチェフ・イエジー・ハス『サラゴサの写本』 Blu-ray、『愛される方法』 Blu-ray ポーランド映画の伝説的一本といっ…

ヒューゴー・フレゴネーズ『七人の脱走兵』54

ヒューゴー・フレゴネーズがハリウッドで撮った3本の西部劇の最後を飾る作品。かれがこの次にウエスタンを撮るのは、この約10年後で、それはドイツ人作家カール・マイの西部小説をユーゴスラヴィアで映画化したものになるだろう。だから、ある意味、この…

『エドガー・G・ウルマー DVD-BOX』

DVD

『エドガー・G・ウルマー DVD-BOX』 ついにこんなのが出てしまいましたか。ウルマーの7作品を収録。『恐怖のまわり道』などの代表作を押さえる一方で、けっこうマイナーな作品も入っている。『ハーレムにかかる月』『忘れられた罪の島(モンスーン)』『スリ…