明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画眼幻想

ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』 マン・レイ『エマク・バキア』 ルイス・ブニュエル『アンダルシアの犬』 フェルナン・レジェ『バレエ・メカニック』 ジャン・コクトー『詩人の血』 ケネス・アンガー『我が悪魔の兄弟の呪文』 ポール・シャリッツ『T,O…

カメラを持った男――ジガ・ヴェルトフを讃えて

5月26日(土)、神戸映画資料館にて、下記の講座を行います。連続講座「20世紀傑映画再(発)見」第4回 『カメラを持った男』──機械の眼が見た〈真実〉 http://kobe-eiga.net/program/2018/05/3913/[『カメラを持った男』は字幕のない映画として知られていま…

セルゲイ・コマロフ『メアリー・ピックフォードの接吻』

セルゲイ・コマロフ『メアリー・ピックフォードの接吻』(Potseluy Meri Pikford, 1927) ★★ 「メアリー・ピックフォードの映画にふくまれる甘いプチ・ブルジョア的毒は、健全で進歩的な観客の中にさえ残っているプチ・ブルジョア的な傾向を意図的に刺激するこ…

マヤコフスキー『女教師とごろつき』、エイゼンシュテイン『グリモフの日記』

イフゲニー・スラヴィンスキー『女教師とごろつき』(Baryshnya i khuligan, 1918) ★½ ロシア未来派の詩人ウラジミール・マヤコフスキーが脚本を書き、出演もしている短編映画。マヤコフスキーはたぶん演出にも関わったと思われる。1895年に出版されたイタリ…

ミハイル・カラトーゾフ『軍靴の中の釘』

5月26日の神戸映画資料館の連続講座:20世紀傑作映画再(発)見 第4回「『カメラを持った男』──機械の眼が見た〈真実〉」がそろそろ近づいてきたので、これから暫くの間はロシア・ソヴィエト映画強化週間になります。 ミハイル・カラトーゾフ『軍靴の中の釘』(…

新作DVD――『ハッピーアワー』『ライオンは今夜死ぬ』『一条さゆり 濡れた欲情』ほか

DVD

ロバート・アルドリッチ 『ガン・ファイター(HDリマスター版)』 [DVD]、『ガン・ファイター 【ブルーレイ版】』 [Blu-ray] ロバート・パリッシュ『荒野のライフル』 blu-ray ドン・シーゲル『殺人者たち』 [Blu-ray] キャスリン・ビグロー『ニア・ダーク/月…