明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

『吉田喜重ドキュメンタリー集』ほか


マキノ雅弘『鴛鴦歌合戦 コレクターズ・エディション』

この映画でマキノに狂った人は数知れないはず。和製ミュージカル映画の怪作にして傑作。

鴛鴦歌合戦


キム・ギドク『受取人不明』

キム・ギドクの2001 年度作品。たぶん関西では未公開のはず。


『マッド・ボンバー』(70年代カルト・バイオレンス。篠崎誠の解説リーフレット付き。ここにもネヴィル・ブランドが!)


『ヴィム・ヴェンダース・セレクション』

(「パリ、テキサス」「アメリカの友人」「都市とモードのビデオノート」「666号室」「ベルリンのリュミエール」)

よくわからない組み合わせですが・・・。


吉田喜重『さらば夏の光』

観光映画を空洞化する吉田喜重的旅。


『吉田喜重短編ドキュメンタリー集1』

『吉田喜重短編ドキュメンタリー集2』

吉田喜重短編ドキュメンタリー集1

 吉田喜重の回顧上映で唯一不満だったのは、ドキュメンタリー作品がまったくラインナップからはずれていたことだ。吉田喜重のフィルムグラフィーでドキュメンタリー作品が持つ意味はとてつもなく大きいと思われる。この2枚でやっとその欠けていた部分を補うことができる。


『エロス+虐殺(ロング・バージョン)』

エロス+虐殺(ロング・バージョン)

周知のごとく、『エロス+虐殺』はフランスで公開されたとき、その上映時間は3時間半にも及ぶものだった。しかし、プライバシー問題が裁判沙汰ともなったこともあり、日本で公開されたヴァージョンは、大幅にカットされてしまった。以前ビデオで発売されていたものも、その短縮版である。このDVDでそのカットされた部分が見られることは喜ばしい。