明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

シェリー・ウィンタース亡くなる

女優のシェリー・ウィンタースが84才で亡くなった。40年のなかばにデビューして以来、つい最近になるまでずっと映画に出演しつづけた名女優だった。主役作品はほとんどなかったと思うが、脇役としてなくてはならない存在だった。キューカーの『二重生活』、『陽のあたる場所』、『狩人の夜』など、なぜか殺される役ばかりが記憶に残っている。そのほかの代表作は、『赤い河』『ウィンチェスター銃'73』『ビッグ・ナイフ(悪徳)』『拳銃の報酬』など。ロジャー・コーマン『血まみれギャングママ』では珍しく主役を務めているようだが、実はまだ見ていない。惨めで、哀れっぽい女の役をやると実に様になった人だったが、ギャングママの彼女も見てみたい。