明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

サッカーとか、カイエ・デュ・シネマとか


このブログも徐々にアクセスがふえてきているのか、いないのか。よくわからん。やっぱり、本格的なアクセスカウンターをつけないとだめなのか。無料のアクセスカウンターを試しにつけてみようとしたが、script は動かせなかった。はてな有料オプションを使うしかないようだ。

今日は、成瀬を見に行くつもりだったが、寝坊してしまった。昨晩は、ワールドカップのオープニングを見ている途中で寝てしまった。途中2時頃に目が覚めたとき、つけっぱなしにしていたテレビに映っていたのはドイツ対コスタリカ戦だったのか。そのまますぐに眠ってしまったので、全然覚えていない。まあ、いい。今日、再放送がある。

それにしても、朝型に生活を変えようとしていた矢先に、ワールドカップというのは困ったものだ。とりあえず、ロナウジーニョの試合が見たい。

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"Petite anthologie des Cahiers du cinéma, tome 6 : Critique et cinéphilie" に収録されている、セルジュ・ダネーがテレビにおけるスポーツ(ここではサッカー)の映像について書いた短い文章「Le sport dans la télévision」を読み始める。カイエ・デュ・シネマ系の批評家の書くフランス語はどうしてこう読みにくいのだろう(まあ、この記事はどちらかというと読みやすい部類だが、アンソロジーなので前後関係がわからない分、意味をとりにくいのはたしかだ)。この記事はだれかがどこかで翻訳していたような気もする。あれは「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」のなかだったか。しかし、あの雑誌の翻訳記事はきわめていい加減なものが多いし、いずれにせよ手元にはない。初期の、大きい判型のときのものを数冊持っているだけで、小さくなってからは一度も買ったことがないのだ。「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」にはなかなか優秀な書き手もいるにはいたが、「運動」を作り出すことはできなかった。それがたとえば季刊「リュミエール」と比較したときの、決定的な違いだ。

今、日本には、まともな映画雑誌がひとつもない。