明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

こんな名前で出ています〜ジョージ・キューカーの『有名になる方法教えます』ほか


劇場未公開作品のDVDはでたらめなタイトルを付けて売り出されることが多く、かなり映画に詳しい人でも気づかないでいることがあります。というわけで、わたしでさえ見逃していたDVDをいくつかピックアップして紹介してみました。

ジョージ・キューカー『有名になる方法教えます』
シネフィルの皆さんはとっくにご存じかもしれませんが、キューカーの劇場未公開作品「It should happen to you」が、『有名になる方法教えます』としてDVD化されています。去年の9月に出ていたものですが、適当なタイトルが付けられていたので気づきませんでした。キューカーがジュディ・ホリデイと組んで撮った最後の作品で、このコンビの最高傑作といわれています。

有名になる方法教えます

ロバート・アルトマン『ジャックポット』
ロバート・アルトマンの "California Split" がこんなタイトルで出ています。人に教えてもらうまで気づきませんでした。これなんかそのまま「カリフォルニア・スプリット」でよかったんじゃないの、と思うんだけど。

レオ・マッケリー『恋の情報網』
これは本屋のDVDコーナーでたまたま見つけました。スクリューボール・コメディの傑作として名高いマッケリーの "Once upon a Honeymoon" がこんなタイトルでDVDになっていたとは。しかし、この「恋の情報網」というタイトルは、一見でたらめそうでいて、結構秀逸なんです。下のDVDは、サム・ウッドの『恋愛手帖』とのツインパックになってます。

ほかにもこんなのがありますという情報があれば、教えていただければありがたいです。