今日は、藤田敏八の『修羅雪姫』のことを書こうと思っていたのだが、書けば書くほどまとまらなくなったので、後回しにすることにした。釈由美子版『修羅雪姫』でも見て、気分を変えてもう一度トライしてみよう。
というわけで、芸がないが、DVDの紹介でもしてお茶を濁しておくことにする。
どうやら溝口健二のDVD化が始動し始めたらしいのだ。
黒澤明はもちろん、小津安二郎や成瀬巳喜男もDVDになっているのに、溝口だけはこれまでほとんどDVD化されていなかった。せいぜい『愛怨峡』がひっそりとでているくらいだ。わたしの知り合いには、日本で出てないので、『楊貴妃』の韓国版DVDなんてのを買って持っていたりする強者もいる(その人は他にもサミュエル・フラーの『四十挺の拳銃』のドイツ語吹き替え版DVDなんてのも持ってたりするのだが)。
しかし、溝口健二もとうとうDVD化されるときが来たようだ。わたしがつかんでいる情報では、今のところ『武蔵野夫人』と『西鶴一代女』だけだが、今後も続々と発売されてゆくに違いない。『血と霊』のDVDなんてのがでればすごいんだが、それは無理というものか?