明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

ドラマとか漫画とか


ひさしぶりにくだらない情報をまとめてみました。こういうものも見たり読んだりしてバランスを保たないと。

最近見ているドラマ。

生徒役の志田未来が1話目でいきなり自殺してしまうのでおやと思わせる。2話目まで見たが、職員室の教師のほうだけに照明が当てられていて、生徒のシーンがほとんどないのが不思議だ。3話目ぐらいから、生徒のほうにも焦点があってくるのだろうが、もう少し伏線があってもよかったのではないか。脚本に余裕がない感じ。しかし、春のドラマではいまのところこれがいちばん面白い。

  • 『バンビーノ!』:

これといってなんの特徴もないドラマだが、キャストのアンサンブルは悪くない(内田有紀だけが一人浮いていて、少し嘘くさいが)。もう少しつきあってみようかと思っている。

2話目まで見たところで、意外と面白くなりそうな気がしてきた。なんとなく岩井俊二ふうだが、テレビだからこれでいいんじゃない?

福本伸行ふう騙しあいサバイバル・ゲーム。期待したほどは面白くない。2話目ですでに見放しつつある。あまね・みさ役はかなりはまっていたが、ここでの戸田恵梨香はどうもミスキャスト。この娘はもう少し悪意のある役のほうがあっている。原作の漫画を読んだほうがいいかもしれない。

最近読んでる漫画。

死に神新撰組のような格好をしていて、いつもバトルしているという設定以外は、紋切り型の寄せ集めといってもいいような少年漫画だが、面白い。これがいまいちばんはまっている漫画。わたしは27巻まで一気に通して読んだが、連載で読んでいる人はマンネリ気味で飽きがきているかもしれない。

推理ものというよりは、知的ゲームを楽しめる漫画である。話はよくできているだけに、凡庸すぎる絵が惜しい。「神」とか「悪魔」と呼ばれる子供たちが出てきて、話が大仕掛けになっていくのが少ししらけさせる。本物の死神が出てくる『Death Note』のほうがこれよりもリアリティを感じさせるのはなぜだろうか。

これはまさに推理ものなのだが、探偵が人間ではない怪物という設定ゆえに、物語はひたすらホラーに接近する。細かいギャグをちりばめてくるが、全体として暗い雰囲気が漂う。

一部で評判がよかったので読んでみたのだが、ただのソフト・ロリ学園ものだった。玖保キリコ『いまどきのこども』のような作品を期待していたのだが・・・。21世紀のこども漫画はまだ書かれていないのか。

音楽バンドものの名作。映画も漫画もどこが面白いのかさっぱりわからない『NANA』なんかとちがって、リアリティがある。

やっぱ最後はこれだね。BOOK・OFF で、かなりいい状態で売られていたので購入。実は、まだ読んでいない。たいていの漫画は立ち読みですますが、高野文子岡崎京子松本大洋といったあたりは、立ち読みではあまりに失礼というものだ。そういえば、四方田犬彦がむかし『黄色本』という本を書いていたが、関係ないか(いや、あれは『黄犬本』だったか)。