明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。































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神戸映画資料館でわたしが行っている「連続講座:20世紀傑作映画 再(発)見」の詳細が決まりました。

「連続講座:20世紀傑作映画 再(発)見
第8回 パプストとブルックス──『パンドラの箱』を読み解く」
2019年12月22日(日)
詳細はここで。
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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

TVドラマ中間報告+注目TVアニメ


>>TVドラマ中間報告<<


先日、ハードディスク・レコーダーの予約録画から「バンビーノ!」を消したので、いま録画してみているTVドラマは、「わたしたちの教科書」「プロポーズ大作戦」「ライアーゲーム」だけになった。

わたしたちの教科書」は、よくあるシリアス学園ものになりそうでいて、毎回ちょっとしたひねりがあるので、とりあえず先を期待させる。そういう役作りなのだろうが、おばさんになっても結構かわいかった風吹ジュンが、本当のおばさんになってしまったように見えるのが悲しい。

ライアーゲーム」は、「少数勝ち残りゲーム」編が、前にここで紹介した福本伸行の『賭博黙示録カイジ』のジャンケン編にあまりにも似ているのでまさかと思ったのだが、複数チームの存在、Xの正体、サングラスの女の裏切り、すべて予想通りに進んだので、視聴者をだましてなんぼのドラマがこんなに簡単に先を読まれて大丈夫なのかと心配になる。4人が残ったところで、主役の詐欺師が先に投票してその場を支配するところはよかった。甲斐谷忍による原作漫画の評判がいいので読んでみようかと思っているが、ドラマから察するに、福本伸行の漫画のあのギリギリに張り詰めた感じとは無縁の薄っぺらそうなトリック漫画になっているような気がしないでもない。結局は、ドストエフスキー『賭博者』に行き着くのだ。



>>注目しているTVアニメ<<

「契約者」「ドール」「モラトリアム」といった、耳慣れた単語の耳慣れない用法になれるのに少し時間がかかり、最初はだれとだれが戦っているのかも定かではない。独自の「世界観」(ってなに?)には惹きつけられるものがある。最近の漫画やアニメで、「代償」や「対価」という言葉をやたら耳にするようになった気がするのは気のせいか。


なにげに見始めたが、意外と面白いかも。風とか火とか、4元素には弱い人間なので。だからわたしはガストン・バシュラールの愛読者なのだ(ちなみに、風は『空と夢』で扱われる。ついでに、あまり翻訳のよくない『水と夢』の新訳も希望する。バシュラールはあんまり翻訳に恵まれなかったね)。

弱気で、卑屈で、情けない、そんな平凡で非凡なピッチャーを主人公にした高校野球もの。始まったばかりだが、どこがどうというわけでもなく、面白い。原作者はたぶん女性。これまでの野球ものになかった新鮮さは、女性特有の柔らかな視線から来ているのかもしれない。