明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作 DVD 紹介〜『恋人たちの失われた革命』『アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX2』ほか


暑いし、だるい。

風邪をひいたのか、のどが痛い。

今日は、DVD の新譜をちゃちゃっと紹介するだけにしておく。いずれも紀伊國屋書店より発売。

フィリップ・ガレル『恋人たちの失われた革命』


ジャック・クレイトン『回転』


黒沢清が「屈指の傑作」と評した作品である。原作はヘンリー・ジェームズの『ねじの回転』。湖の向こう側にぼんやりと立って見える女の幽霊は、黒沢清小中千昭システムをはるかに予告している。


ジョルジョ・フェローニ『生血を吸う女』

黒沢清による『映画はおそろしい ホラー映画ベスト・オブ・ベスト DVD-BOX』に収められていたものが、単品で発売に。ちなみに、黒沢清は、このフェローニ作品と上の『回転』をホラー映画ベスト50の一位と二位に選んでいる。

フリードリヒ・ムルナウ『タルチュフ』


『アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX2』

『痛ましき無関心』『マザー、サン』『モレク神』の3作を収録。ソクーロフがどうも苦手という人も『モレク神』は見ておいたほうがいい。


若松孝二『性賊/セックス・ジャック』