明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

リンチがレジオン・ドヌール勲章を受章する


デイヴィッド・リンチサルコジが握手している写真が「ル・モンド」に出ていた。なにかと思ったら、どうやらリンチがレジオン・ドヌール勲章を受章したということのようだ。レジオン・ドヌール勲章がフランスの最高勲章だということは日本でもわりと知られていると思うが、実はこの勲章のなかにもさらに五つの階級がある。リンチが受章したオフィシエ章というのは、下から二番目の四級にあたる。もっとも、上位一,二級は、通常民間人が受章することはない。四級をもらうだけでもすごいことはいうまでもないだろう。ほかに映画監督でレジオン・ドヌール勲章を受章しているのものとしては、スピルバーグイーストウッド、そして北野武などがいる(いずれも、五級にあたるシュヴァリエ章のはず)。これから階級が上がる可能性もあるので、そのうち北野武オフィシエ賞を受けてリンチと並ぶといったことがあるかもしれない。

ちなみに、レジオン・ドヌール勲章受章者のなかには、想像上の人物シャーロック・ホームズもはいっているというから、笑わせる。