デイヴィッド・リンチとサルコジが握手している写真が「ル・モンド」に出ていた。なにかと思ったら、どうやらリンチがレジオン・ドヌール勲章を受章したということのようだ。レジオン・ドヌール勲章がフランスの最高勲章だということは日本でもわりと知られていると思うが、実はこの勲章のなかにもさらに五つの階級がある。リンチが受章したオフィシエ章というのは、下から二番目の四級にあたる。もっとも、上位一,二級は、通常民間人が受章することはない。四級をもらうだけでもすごいことはいうまでもないだろう。ほかに映画監督でレジオン・ドヌール勲章を受章しているのものとしては、スピルバーグやイーストウッド、そして北野武などがいる(いずれも、五級にあたるシュヴァリエ章のはず)。これから階級が上がる可能性もあるので、そのうち北野武がオフィシエ賞を受けてリンチと並ぶといったことがあるかもしれない。
ちなみに、レジオン・ドヌール勲章受章者のなかには、想像上の人物シャーロック・ホームズもはいっているというから、笑わせる。