明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作 DVD 情報〜『ルイス・ブニュエル DVD-BOX4』ほか


今回は、既出製品のばら売りが中心です。若干先取りしすぎていて、写真も用意できてませんが・・・



『壁の中の秘事』


オットー・プレミンジャー『歩道の終わる所』

自分自身を追い詰めていく刑事ダナ・アンドリュース。出口なしの状況が息詰まるようなサスペンスで描かれる傑作だ。いかにもプレミンジャー的な倫理的作品である。これをもっと病的にするとジム・トンプスンになる。



■ジョゼフ・H・ルイス『ビッグ・コンボ』

ホモにしか見えないふたりの殺し屋、天才カメラマン、ジョン・アルトンによる強烈なモノクロ画面、なにもかもが素晴らしいフィルム・ノワールの大傑作。10年以上見直していないので、そろそろ買うとするか。


『レイ・ハリーハウゼン コンプリート・コレクション』




■ソン・イルゴン『マジシャンズ デラックス版』


全編ワンカット=ワンシークェンスで撮影された意欲的実験作。





『キム・ギドク初期作品集BOX(4枚組)』



■ライナー・ウェルナー・ファスビンダー『自由の代償』『マリア・ブラウンの結婚』


そういえば、フランスで、『ベルリン・アレクサンダー広場』が公開されたか、テレビ放映されたかしたそうです。そうそう、Criterion から『ベル・アレ』の DVD が出ていることは皆さんご存じでしたか。──あ、もう知っておられましたか。失礼しました。



『ルイス・ブニュエル DVD-BOX4』

スペイン出身の映画監督ルイス・ブニュエルのメキシコ時代に作られた作品の中から3作品を収録したDVD-BOX第4弾。「スサーナ」「昇天峠」「アルチバルト・デラクルスの犯罪的人生」の3作品を収録の模様。