明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作公開情報〜『ランジェ公爵夫人』ほか


映画館に行くのがおっくうになってしまった。しかし、「カイエ」で、ジャン=ミシェル・フロドンをはじめとする執筆陣の多くが四つ星をつけていたパスカル・フェランの『レディ・チャタレイ』はやっぱり見ておかないといけないだろう。リヴェットの公開はうれしいが、ロメールの公開がぱたっと止まってしまったのはどうしたものか。Les Amours d'Astrée et de Céladon の評判もかなりのものだった。が、その前に『三重スパイ』をだれかなんとかしてくれ。


『ラスト コーション』
監督:アン・リー 出演:トニー・レオン/タン・ウェイ
内容:1942年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ウォンは敵対する特務機関のリーダー、イーに近づき暗殺の機会を狙う。しかし、危険な逢瀬を重ねるうちうつしかウォンは虚無の匂いを漂わせるイーに魅かれていく…
(正月第2弾〜シャンテ シネ/Bunkamura ル・シネマ) 配給:ワイズポリシー

レンブラントの夜警』
監督:ピーター・グリーナウェイ 出演:マーティン・フリーマン/エヴァ・バーシッスル
内容:オランダの至宝といわれ門外不出の名画「夜警」。1642年、この作品を完成させたレンブラントは名声と経済的地位を揺るぎのないものにし待望の男子誕生を祝い、人生の頂点にいた。だが、画家の人生はこれを機に転落していく。彼は一体この絵に何を描いたのか…
(1/12〜テアトルタイムズスクエア) 配給:東京テアトル/ムービーアイ

ランジェ公爵夫人
監督:ジャック・リヴェット 出演:ジャンヌ・バリバール/ギョーム・ドパルデュー
内容:ナポレオン軍の英雄モンリヴォー将軍はパリ社交界の花、ランジェ公爵夫人に恋心を抱く。夫人は思わせぶりに振る舞い、彼を翻弄する。追い詰められた彼は夫人に対し反撃に転じる…
(4/5〜岩波ホール) 配給:セテラ・インターナショナル