明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD 紹介〜『水没の前に』『魔女』『タブウ』『清水宏監督作品 第一集 ~山あいの風景~』などなど

ジャ・ジャンクー『長江哀歌』


リ・イーファン『水没の前に』


佐藤真らによって絶賛されたドキュメンタリー映画。『長江哀歌』にあやかってということでしょうか。ついでに、全然評判を呼ばなかったツァン・ミンの『沈む街』も DVD にしてほしですね(ビデオにもなっていないと、こういう映画はほとんど存在しないも同然になってしまうので)。


『F・W・ムルナウ コレクション タブウ クリティカル・エディション』


ルイス・ブニュエル

『忘れられた人々』『乱暴者』『愛なき女』

ガス・ヴァン・サント『マラノーチェ』

フリッツ・ラング『死神の谷』


『死滅の谷』で知られている作品ですが、なんでタイトル変えたんでしょうか。


ベンジャミン・クリステンセン 『HAXAN 魔女』


すでに紀伊国屋から DVD がでていますが、値段はこっちの方が断然安い。画質はたぶん期待できないと思うので、値段をとるかクオリティをとるか、各自で判断してください。どっちにしろ、絶対見た方がいいですよ。ドキュメンタリーとフィクションをごっちゃまぜにして魔術の歴史を描いた前代未聞の怪作です。


ロジャー・コーマン

『X線の目を持つ男』『蜂女の恐怖』


同じ会社から同時期にほかにもいろいろ出ていますが、タイトルを見てすぐ気づいたのは上の『魔女』とこれぐらいでした。Z級映画ファンは自分でチェックしてください。美容映画『蜂女の恐怖』はメイクが結構笑えます。

タランティーノ『グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】』


『石井隆監督3作品+特典BOXケース』(amazon.co.jp限定)


『清水宏監督作品 第一集 ~山あいの風景~』


清水宏がやっと DVD 化しはじめた模様。『按摩と女』、『有りがたうさん』、『簪(かんざし)』の三作品を収録。特典ディスクとして、サイレント作品『港の日本娘』が収録されている。すっげー豪華。『簪』だけ見てないから判断できないが、あとの三作はすべてユニークな傑作です。『有りがたうさん』なんて清水宏以外のだれに撮れますか?


『石井輝男 地帯 (ライン)シリーズ コンプリートボックス』 (初回限定生産)


河瀬直美『殯の森』


一瞬、監督の名前が思い出せなかった。わたしはやっぱりだめでしたね。