明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2』など


FILM COMMENT の昨年の映画ベストテンが発表されていた。蓮實重彦の個人ベストテンも載っていたが忘れた。ナンニ・モレッティの新作がはいっていたのがちょっと意外だったぐらいで、あとはいつもの固有名詞が並んでいるだけだったと思う。どうしても気になる人はご自分で確認してください。なお、FILM COMMENT 誌全体のベストテンは Web サイトで確認できます。以前このブログで紹介した Killer of Sheep は、30年以上前に撮られたただの学生映画にもかかわらず、堂々7位にはいっていた。これってすごくないですか。



新作DVD の紹介です。つぶさにチェックしていないので、気づいたものだけ。

フレディ・ムーラー『山の焚火』


スイスの映画作家フレディ・ムーラーを日本の観客に最初に印象づけた一本。盲者についての映画も撮っているムーラーだが、ここでの主人公は聾唖者である。なんか懐かしい。


『ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2』


早くも第2弾の登場。『バルタザールどこへ行く』だけもっていないので、ばら売りに期待。今後、『公共の問題』はともかく、『罪の天使たち』あたりまでいれてくるのかどうかを見守りたい。


フェデリコ・フェリーニ『8 1/2 愛蔵版』

『佐藤真監督作品BOX』


ジャック・ショルダー『「ヒドゥン」&「ヒドゥン2」ツインパック』


『ヒドゥン』は、人間の身体を転々と寄生してゆく異星生物と FBI 捜査官との戦いを描くSFアクションの秀作。続編のほうは見ていないのでノーコメント。


ハワード・ホークス『リオ・ブラボー』


作品については、いまさら説明する必要はないでしょう。新しいパッケージになって再発売。


ウディ・アレン『カメレオンマン』


最近のウディ・アレンはいいという人がまわりにいたりするんだけど、わたしはやっぱり基本的にだめですね。でも、この映画は結構好きだ。