明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。































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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『秘密の儀式』『ジェリー・ルイス キング・オブ・コメディBOX』ほか

ジョセフ・ロージー『夕なぎ』『秘密の儀式』


ロージーは日本でも海外でも、それほど DVD化は進んでいないように思える。ついにロージーの DVD化がはじまったのか。『夕なぎ』は何度か見ているが、『秘密の儀式』はおおむかしにパリで見て以来だ。ともかく、めでたい。


ジェラール・ウーリー『大追跡』


ブールヴィルとルイ・ド・ヒュネスが共演したフランス喜劇映画を代表する一作。アンリ・ドカエが撮影担当とは、この時期のフランス映画は贅沢だ。


オリヴィエ・アサイヤス『レディアサシン』


Boarding Gate が原題のはずだが、この邦題はいったいなんなのか、わたしに聞かないでほしい。IMDB で調べても書いてないし、"Lady Assassin" "Assayas" でググっても5件しかヒットしないので、日本の DVD 会社が勝手につけたタイトルっぽいが、パッケージにでかでかと英語で "Lady Assassin" と書いてあるのを見ると自信がなくなる。


アサイヤスは、ネットがらみの犯罪を描いた『demonlover』など、食いつきやすそうな主題をあつかったものがかろうじて公開されているぐらいで、ほとんどの作品は日本で未公開だ。これもまさか日本で出ると思っていなかったので、洋版を買ってしまった。

前半は、かつて不倫関係だった男女(マイケル・マドセンアーシア・アルジェント)のすれ違いを、ほとんどセリフのやりとりだけで描き、後半、舞台が香港に移ってからは、ギャング映画の様相を呈する。ネタバレする可能性が大なので詳しい説明はできない。アサイヤスとしては最高傑作とはいえないが、いい映画です。アーシア・アルジェントがこんなにいい女優だったとは知らなかった。


この次に撮った L'heure d'été も評価が高い。J・M・フロドンはカイエでこれに☆4つをつけている(ちなみに、フロドンは、この月、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』には☆2つしかつけていない)。




ルネ・クレール『巴里祭』『ル・ミリオン』


『コーエン・ブラザーズ コレクション』


『火の馬 プレミアム・エディション デジタル・リマスター版』


以前に出ていたものはたぶん絶版になってたと思うので、再リリースはめでたい。冒頭の森で木が倒れるシーンからはじまって、終始くるくると動き回るキャメラが魅力的だ。ほとんど屋根だけでできている平屋作りの主人公の生家など、独特の構造をした建物も目を引く。


『ジェリー・ルイス キング・オブ・コメディBOX』


ジェリー・ルイスの DVD もほとんど手に入らなくなっていたので、うれしい。Le zinzin d'Hollywood のフランス語タイトルを持つ『底抜け便利屋小僧』は前から見たかったんです。


黒沢清『地獄の警備員』


増村保造『曽根崎心中 【初DVD化】』


初DVD化と聞いて、そうだったのかと思ったが、まあ、めでたいことだ。わたしが増村保造という作家をはじめて意識したのは、この映画だったように記憶している。 梶芽衣子ファンになったのもこの映画がきっかけだった。



最近公開された映画の DVD も紹介しておこう。

『ニコラ・フィリベール レトロスペクティヴ DVD-BOX』

『かつて、ノルマンディーで』

『マーゴット・ウェディング』


ジョナサン・ローゼンバウムが FILM COMMENTで四つ星をつけていたので気になっていた映画だが、いつの間にか公開されてしまっていた。ニコール・キッドマンが出ているので日本では話題になったのだろうか。


『潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】』


『ミリキタニの猫』


コーエン兄弟『ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション』


クロード・シャブロル『石の微笑』