明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

『戦火の傷跡』『女群西部へ!』ほか


ひさしぶりにフランスの Amazon をチェック。いろいろ出ているようだが、日本と同じで、勝手に DVD のタイトルを付けているものもあるので、フランス語タイトルを見てもピンと来ないものが多い。とりあえず、勘で気がついたものだけをピックアップしてみた。面倒くさいのでコメントは控えめにしてある。皆さんの方がご存知でしょう。


セシル・B・デミル
L'Odyssee du Docteur Wassell(軍医ワッセル大佐<未>, The Story of Doctor Wassell), Le Signe de la Croix(『暴君ネロ』)


両作ともデ・ミルの傑作とされているが、日本ではあまり知られていない。

アベル・ガンス Austerlitz


アンソニー・マン Maldonne pour un espion(『殺しのダンディー』)


ロバート・シオドマク Double énigme(『暗い鏡』)

リチャード・フライシャー Richard Fleischer


サミュエル・フラー Ordre secret aux espions nazis(『戦火の傷跡』<未>, Verboten)


フラーが撮った異色の戦争映画。個人的には、これがいちばんの目玉。


ラオール・ウォルシュ La rivière d'argent(『賭博の町』)


ロバート・クレイマー Cités de la plaine


ウィリアム・ウェルマン Ecrit dans le ciel紅の翼』)


ウィリアム・ウェルマン Au delà du missouri(『ミズーリ横断』)


Convoi de femmes(『女群西部へ!』)


ウェルマンばっかりですいません。


Les commandos passent a l'attaque(『特攻決死隊』)


これもウェルマン作品。自作『G・I・ジョー』の焼き直し。


クリス・マルケル Le fond de l'air est rouge


ゴダールの『映画史』でもたしか引用されていた。


レオ・マッケリー Place aux jeunes(『明日は来らず』)


リティ・パーニュ Le Cinéma de Rithy Panh


ドン・シーゲル L'homme en fuite(『太陽の流れ者』Stranger on the Run)


ジャック・ターナー La vie facile(『妻ゆえに』


どちらかというと、ミッチェル・ライゼンの同名作品の方が見てみたい。シネ・フィル御用達といった感じのジャック・ターナーだが、いまわたしが見たいのはモーリス・トゥルヌールのほうだ。


Émile Cohl : L'inventeur du dessin animé (+ 2 DVD) (Relié)

- A cartoon, do you know that?

- Don't be so patronising.

- Not at all. Do you know who Emile Cohl was?

- No. I don't care. I don't want to know.

jean-Luc Godard, 2×50 ans de cinéma français