明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

吉田広明『B級ノワール論――ハリウッド転換期の巨匠たち』


吉田広明『B級ノワール論――ハリウッド転換期の巨匠たち』

ジョゼフ・H・ルイス、アンソニー・マンリチャード・フライシャー。三人の巨匠の経歴と作品を精緻に分析し、ハリウッド古典期から現代期への転換点としての「B級ノワール」のいまだ知られざる全貌を見はるかす、画期的書き下ろし長篇評論。蓮實重彦氏激賞!

「DVDの普及が、アメリカ映画に対する新たな視点の構築を21世紀の日本で可能にしたことを、まずは祝福したい。いまから半世紀以上も前のいわゆる「B級」映画と「フィルム・ノワール」を論じる著者の、これがはじめての著作であることにも率直な悦びを表明する。その著者が「B級ノワール」を分析するマトリックスとして、ジョゼフ・H・ルイスとアンソニー・マンリチャード・フライシャーという三人の映画作家を選びとったことにも心からの賛辞を送りたい。人々は、ハリウッド映画についてまだまだ何も知らない。そのことを知らしめただけでも、本書の価値は計り知れないと断言する。」

蓮實重彦(映画評論家)

・・・、だそうです。
これ書くまで、著者を吉村和明と勘違いしていた。まだ中身は全然見ていません。