スティーヴ・マクイーンの『Hunger』はなかなかいい映画ですが、知らない監督の映画は怖くて見られないという人もいるでしょう。そういう人でも安心して見られるおなじみの名前を並べてみました。これといって目新しいものは何一つありませんが、見ていて当然の作品がほとんどなので、見逃しているものがあれば見ておきましょう。
まずは日本のやくざ映画から。ひょっとしたら前から DVD になっていたものばかりかも。
深作欣二『ギャング対Gメン』、『仁義の墓場』、『県警対組織暴力』、『現代やくざ 人斬り与太』
数年前に回顧上映でまとめて上映されたので、そのとき見たという人も多いでしょう。
自伝『乾杯!ごきげん人生』もついでに。
ばら売りはこれが初めてでは?
『歩兵の前進』≪初DVD化≫
ルイス・ブニュエル『糧なき土地-ラス・ウルデス』、『ビリディアナ』
ゴダールの『フランス映画の2×50年』はこの映画のスチルで終わっていた(ちなみに、わたしのホームページに使っている写真もこれです)。今回紹介したなかでは、個人的にはこれがいちばんうれしい。
ジャン・コクトー『オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-』≪初DVD化≫
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー『密告』≪初DVD化≫
ロバート・アルトマン『<エンタメ・プライス> イメージズ 』
値下げしたかも? <エンタメ・プライス>の意味は不明。
ジーン・ティアニー嬢です。
『激戦地』のほうは見ているはずなのに、思い出せない。小高い丘を前にして足踏みする歩兵隊を描いた糞リアリズムの戦争映画だった、ような。
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ『TOKYO!』
ロジャー・コーマン製作(と言っていいのか?)。ソビエト映画『火を噴く惑星』をコーマンが買い取って、勝手に別の映画にしてしまったという、ある意味レアな作品です。
ウルマーによる透明人間もの。でも、そんなにたいした映画ではないので、あまり期待しない方がいいかも。