明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『偽れる装い』『驚異の透明人間』ほか



スティーヴ・マクイーンの『Hunger』はなかなかいい映画ですが、知らない監督の映画は怖くて見られないという人もいるでしょう。そういう人でも安心して見られるおなじみの名前を並べてみました。これといって目新しいものは何一つありませんが、見ていて当然の作品がほとんどなので、見逃しているものがあれば見ておきましょう。




まずは日本のやくざ映画から。ひょっとしたら前から DVD になっていたものばかりかも。

深作欣二『ギャング対Gメン』『仁義の墓場』『県警対組織暴力』『現代やくざ 人斬り与太』


数年前に回顧上映でまとめて上映されたので、そのとき見たという人も多いでしょう。


石井輝男『ギャング対ギャング』


中島貞夫『やくざ戦争 日本の首領〈ドン〉』

瀬川昌治『喜劇 急行列車』


自伝『乾杯!ごきげん人生』もついでに。

パゾリーニ『奇跡の丘』『アッカートネ』『愛の集会』


ばら売りはこれが初めてでは?


『歩兵の前進』≪初DVD化≫


ピーター・セラーズ労働組合宣言!』の監督作品。


ルイス・ブニュエル『糧なき土地-ラス・ウルデス』『ビリディアナ』


アンドレ・カイヤット『裁きは終わりぬ』

マルセル・カルネ『港のマリー』(あるいは『港のマリィ』)


ゴダール『フランス映画の2×50年』はこの映画のスチルで終わっていた(ちなみに、わたしのホームページに使っている写真もこれです)。今回紹介したなかでは、個人的にはこれがいちばんうれしい。

ジャック・ベッケル『偽れる装い』


ジャン・コクトー『オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-』≪初DVD化≫


アンリ・ジョルジュ・クルーゾー『密告』≪初DVD化≫


サミュエル・フラー『<エンタメ・プライス> ショック集団』


ロバート・アルトマン『<エンタメ・プライス> イメージズ 』


値下げしたかも? <エンタメ・プライス>の意味は不明。


ヘンリー・ハサウェイ『砂丘の敵』


ジーン・ティアニー嬢です。


ルイス・マイルストン『激戦地』『北極星』


『激戦地』のほうは見ているはずなのに、思い出せない。小高い丘を前にして足踏みする歩兵隊を描いた糞リアリズムの戦争映画だった、ような。


ミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノ『TOKYO!』


ケン・ローチ『この自由な世界で』


『原始惑星への旅 新訳版』


ロジャー・コーマン製作(と言っていいのか?)。ソビエト映画『火を噴く惑星』をコーマンが買い取って、勝手に別の映画にしてしまったという、ある意味レアな作品です。


エドガー・G・ウルマー『驚異の透明人間』


ウルマーによる透明人間もの。でも、そんなにたいした映画ではないので、あまり期待しない方がいいかも。