明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

『小海永二 翻訳選集 第4巻 アンドレ・バザン 映画とは何かI~IV (大型本)』


『小海永二 翻訳選集 第4巻 アンドレ・バザン 映画とは何かI~IV (大型本)』


長らく絶版になっていたバザンの『映画とは何か』が去年、復刊していた。なにを今さらという話だが、わたしはついさっき知った。わたしのような人もいるかもしれないので、念のために紹介しておく。

Amazon のコメントにもあるように、新訳ではなく旧訳をそのまま復刻しただけのものらしい。なので、旧版を持っている人なら、特に買う必要はないだろう。翻訳にはいろいろおかしなところがあるが、今のところこれしかないし、もし新訳が出るとしても、はるか未来の話になってくると思われるので、持っていない人はもちろん買っておくべき。というか、ふつう買うでしょう。