庄野潤三氏が亡くなりました。『プールサイド小景』を学生の頃読んですごいインパクトを受けたことを思い出します。『アメリカン・スクール』の小島信夫とかと並んで、一時期、わたしにとってとても重要な作家でした。
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ルイス・ブニュエル『のんき大将』、『アルチバルド・デ・ラクルスの犯罪的人生』
見てません。
フィリップ・カウフマン『ミネソタ大強盗団』(Thre Great Northfield Minnesota Raid)
ロバート・ベントンの『夕陽の群盗』などと並ぶ70年代西部劇の代表作の1つ。語り古されたジェシー・ジェームズの物語だが、描き込まれた歴史的ディテールが新鮮だ。自動車が出てくる西部劇はないわけではないけれど(ペキンパーの作品など)、野球が登場する西部劇は他に記憶がない。
ちなみに、ゴードン・ダグラスに『The Great Missouri Raid』という、同じくジェシー・ジェームズを描いた作品がある(豆知識)。
『ジョン・カサヴェテス 生誕80周年記念DVD-BOX HDリマスター版』
バラ売りもあり。
(英語が得意の人は、これよりも総収録時間が300分ほど長いのに、値段が半額近い Criterion の BOX を買った方が断然お得。こちらでは、『チャイニーズ・ブッキー』の異なる2ヴァージョンを見ることができる。)
『ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー BOX 5 (シナのルーレット/ペトラ・フォン・カントの苦い涙/悪魔のやから)』
『ペトラ・フォン・カント』はいかにもファスビンダーらしい密室劇の傑作。彼の作品のなかではとっつきやすい部類に属するだろう。『シナのルーレット』には、アンナ・カリーナとマーシャ・メリルという、ゴダールの名前と永遠に結びつけられている二人の女優が出ていることが注目だ(出てると知らずに見たので、申し訳ないが、二人の顔をすぐには認識できなかった)。混乱の極みとでもいうべき『悪魔のやから』は、ファスビンダー作品のなかで最もいらいらさせる一本かもしれない。それ故に興味深い作品だ(まあ、こういうのを撮ってるから、あまり人気がないんだけど)。
バーベット・シュローダー『陰獣』
見てません。
『ざくろの色 プレミアム・エディション 「ざくろの色」デジタルリマスター版+「パラジャーノフ・コード」』
以前、出たと思ったらすぐにリンクが消えてしまった DVD。