ずいぶん更新してませんでしたが、今年はもう少し頻繁に更新するよう努力します。まずは挨拶代わりに、気になった DVD の紹介をしておきます。なんかいろいろ出てたので、今回は洋画だけ。
『巨匠たちのハリウッド メロドラマの巨匠 ダグラス・サーク傑作選 DVD-BOX2』
中身は、『パリのスキャンダル』、『眠りの館』、『ショックプルーフ』の模様。
両作品とも字幕なしの DVD でしか見ていないので、見直してみたい。『パリのスキャンダル』には、フランス映画『ヴィドック』の中でも描かれている19世紀に実在したヒーロー、ヴィドックが登場する。クローデッド・コルベールが列車のなかで記憶を失ったまま目覚めるシーンで始まる『眠りの館』も、よくある話と言えばそうなのだが、これがサークの手にかかると映画的に躍動するから不思議だ。
『巨匠たちのハリウッド 生誕百周年記念 映画は戦場だ サミュエル・フラー傑作選 DVD-BOX』
『巨匠たちのハリウッド 破天荒な映画狂 ジョン・ヒューストン傑作選 DVD-BOX』
『巨匠たちのハリウッド 生誕120周年記念 スクリューボール・コメディの神様 エルンスト・ルビッチ傑作選 DVD-BOX』
中身は、『あのアーミン毛皮の貴婦人』、『君とひととき』、『モンテカルロ』
『あのアーミン毛皮の貴婦人』はルビッチ最後の作品。撮影半ばでルビッチが亡くなったため、オットー・プレミンジャーが完成させた。正直、全盛期のルビッチ作品とくらべると見劣りのするところがあるのだが、ルビッチは最後までルビッチだったという内容でもある。
ルビッチは旧作のリイシューも。
『メリィ・ウィドウ』、『結婚哲学』、『ウィンダミア夫人の扇』
ドン・シャープ『吸血鬼の接吻 -HDリマスター版-』
先日他界したドン・シャープの代表作の一つ。あっけにとられる結末が忘れがたい。
『ジャン・リュック=ゴダール ブルーレイ・コレクション』 (初回限定生産) [Blu-ray]
エーリッヒ・フォン・シュトロハイム『グリード《IVC BEST SELECTION》』
以前出てたもののただのリイシューですね。むろん4時間版じゃないです。
エドマンド・グールディング『グランド・ホテル』
クレランス・ブラウン『アンナ・クリスティ』
これもグレタ・ガルボ。
『ルイ・マル 生誕80周年特別企画 Blu-ray + DVD BOX』
アーネスト・B・シュードサック『猿人ジョー・ヤング -デジタルリマスター版-』
ジョン・フォードが製作している。最後の火事のシーンなんていま見てもすごい迫力(とってつけたような見せ場だけど)。
エレイン・メイ『マイキー&ニッキー』
部屋で首つり自殺をした息子を発見したのに、何事もなかったかのように振る舞う母親……。ショッキングな場面で始まるユニークな青春映画。リアルに自殺を模倣し続ける少年と、意味不明な振る舞いをつづける中年女性の交流を描く。
リチャード・リンクレイター『僕と彼女とオーソン・ウェルズ 』
『フルスタリョフ、車を』のアレクセイ・ゲルマンの息子が撮った作品。
フランシス・フォード・コッポラ『テトロ 過去を殺した男 スペシャル・エディション』
アレクサンドル・ソクーロフ『チェチェンへ アレクサンドラの旅』
『ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [Blu-ray] 』