明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『幸福の設計』『ヨーロッパ一九五一年』『フェリーニの道化師』ほか


ジーン・ネグレスコの『ユーモレスク』の発売はもっと話題になっていいと思うんだが、まあ、しゃあないか。

ジーン・ネグレスコ『ユーモレスク』


ジョン・ガーフィールド主演のメロドラマの傑作。日本ではまだまだ評価が低いネグレスコだが、このあたりをきっかけに再評価が高まってほしい。

「ジーン・ネグレスコ『ユーモレスク』。まさに「大都会交響楽」な華々しいモンタージュ。ピアニスト役、オスカー・レヴァントの存在が気になる。そしてジョーン・クロフォード。伝記映画はどこか(反)セレブの匂いが必要だ。クリフォード・オデッツ脚本。」(青山真治

「海辺の乗馬〜落馬〜接吻〜打ち寄せる波。美しすぎるモンタージュ>ユーモレスク。あと三人の構図がどれも素晴らしい。ロングショットで投げ渡されるタオル。」(青山真治

ジャック・ベッケル『幸福の設計』


宝くじ映画(?)の傑作。

エイブラハム・ポロンスキー『夕陽に向って走れ』 [Blu-ray]


スタンリー・ドーネン『シャレード デジタル・リマスター版』 [Blu-ray]


『ハリウッド航空戦争映画 DVD-BOX 名作シリーズ7作セット』


主に30年代の航空戦争映画を集めた DVD-BOX。マイケル・カーティスが3本、フランク・ボーゼージ、ロバート・フローレーが1本と、なかなか味のある内容になっている。


鷲と鷹』、『暁の偵察』『大編隊』『急降下爆撃機』『大西洋の翼』『渡洋爆撃隊』『空軍極秘作戦』の7作品を収録。

『カール・Th・ドライヤー コレクション/ クリティカル・エディション あるじ』


スタンリー・ドーネン『悪いことしましョ!』(1967)


ドーネン作品としては、まったく思いもかけないブラック・ユーモア炸裂のコメディ。ピーター・クックとダドリー・ムーアのイギリス人ふたり組の悪のり演技に乗れるかどうかで、作品の評価は分かれるだろう。わたしは好きだったけど。


『巨匠たちのハリウッド フランク・キャプラ傑作選 DVD-BOX』


中身は、『花婿が来た』『其の夜の真心』『愛の立候補宣言』の3作品。


エドガー・G・ウルマー『カーネギー・ホール』


DVD なんかまだなかった昔、日本でビデオが発売されていたほとんど唯一のウルマー作品がこれだった。ウルマーだったら他にもっといいのがいっぱいあるだろと思うんだが。

アルバート・リューイン『ドリアン・グレイの肖像』


原作と比べてどうのこうのいってるコメントはとりあえず無視しましょう(だったら原作読んどけって話)。傑作です。

『マルコ・ポーロの冒険』

マーク・ロブスン『楽園に帰る』

エリア・カザン『ラスト・タイクーン』


アルフレッド・ヒッチコック『泥棒成金』 [Blu-ray]


オットー・プレミンジャー『帰らざる河』 [Blu-ray]


アラン・ルドルフ『トラブル・イン・マインド』


ロバート・アルトマン『クインテット』


アルトマンとしては珍しいSFもの。寒々とした氷の世界は印象的だったものの、面白かったかどうかと聞かれると、微妙。


ロバート・アルトマン『三人の女』


ケン・ローチ『夜空に星のあるように』


ニコラス・ローグ『錆びた黄金』


ロベルト・ロッセリーニ『ヨーロッパ一九五一年』

ジョルジュ・ラコンブ『狂恋』《IVC BEST SELECTION》


『ボリス・バルネットDVD-BOX』


『フェリーニの道化師』 Blu-ray


ジェフ・ニコルズ『テイク・シェルター』


やたら評価が高いジェフ・ニコルズだが、『ショットガン・ストーリーズ』もこれも、わたしはまだまだだと思ってる。しかし、今年のカンヌで評判のよかった『Mud』は早く見てみたい


Blu-ray 版もあり。

アミール・ナデリ『CUT』


西河克己『スパルタの海』


黒沢清『贖罪 DVDコレクターズBOX』(初回生産限定)


WOWOW で放送されて話題になった小泉今日子主演のドラマ。ものすごい評判だったが、わたしは未見。