ジーン・ネグレスコの『ユーモレスク』の発売はもっと話題になっていいと思うんだが、まあ、しゃあないか。
ジーン・ネグレスコ『ユーモレスク』
ジョン・ガーフィールド主演のメロドラマの傑作。日本ではまだまだ評価が低いネグレスコだが、このあたりをきっかけに再評価が高まってほしい。
「ジーン・ネグレスコ『ユーモレスク』。まさに「大都会交響楽」な華々しいモンタージュ。ピアニスト役、オスカー・レヴァントの存在が気になる。そしてジョーン・クロフォード。伝記映画はどこか(反)セレブの匂いが必要だ。クリフォード・オデッツ脚本。」(青山真治)
「海辺の乗馬〜落馬〜接吻〜打ち寄せる波。美しすぎるモンタージュ>ユーモレスク。あと三人の構図がどれも素晴らしい。ロングショットで投げ渡されるタオル。」(青山真治)
宝くじ映画(?)の傑作。
エイブラハム・ポロンスキー『夕陽に向って走れ』 [Blu-ray]
スタンリー・ドーネン『シャレード デジタル・リマスター版』 [Blu-ray]
『ハリウッド航空戦争映画 DVD-BOX 名作シリーズ7作セット』
主に30年代の航空戦争映画を集めた DVD-BOX。マイケル・カーティスが3本、フランク・ボーゼージ、ロバート・フローレーが1本と、なかなか味のある内容になっている。
『カール・Th・ドライヤー コレクション/ クリティカル・エディション あるじ』
スタンリー・ドーネン『悪いことしましョ!』(1967)
ドーネン作品としては、まったく思いもかけないブラック・ユーモア炸裂のコメディ。ピーター・クックとダドリー・ムーアのイギリス人ふたり組の悪のり演技に乗れるかどうかで、作品の評価は分かれるだろう。わたしは好きだったけど。
『巨匠たちのハリウッド フランク・キャプラ傑作選 DVD-BOX』
中身は、『花婿が来た』、『其の夜の真心』、『愛の立候補宣言』の3作品。
DVD なんかまだなかった昔、日本でビデオが発売されていたほとんど唯一のウルマー作品がこれだった。ウルマーだったら他にもっといいのがいっぱいあるだろと思うんだが。
アルバート・リューイン『ドリアン・グレイの肖像』
原作と比べてどうのこうのいってるコメントはとりあえず無視しましょう(だったら原作読んどけって話)。傑作です。
マーク・ロブスン『楽園に帰る』
アラン・ルドルフ『トラブル・イン・マインド』
アルトマンとしては珍しいSFもの。寒々とした氷の世界は印象的だったものの、面白かったかどうかと聞かれると、微妙。
ジョルジュ・ラコンブ『狂恋』《IVC BEST SELECTION》
やたら評価が高いジェフ・ニコルズだが、『ショットガン・ストーリーズ』もこれも、わたしはまだまだだと思ってる。しかし、今年のカンヌで評判のよかった『Mud』は早く見てみたい
Blu-ray 版もあり。
黒沢清『贖罪 DVDコレクターズBOX』(初回生産限定)
WOWOW で放送されて話題になった小泉今日子主演のドラマ。ものすごい評判だったが、わたしは未見。