明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

〈言葉〉を撮るドキュメンタリー──濱口竜介・酒井耕の東北三部作について

6月29日より始まる「濱口竜介プロスペクティヴ in Kansai」に多少とも協力していまして、神戸映画資料館のホームページに、「〈言葉〉を撮るドキュメンタリー──濱口竜介・酒井耕の東北三部作について」という文書を書かせて頂きました。東日本大震災後に、濱口監督が酒井耕監督と共同で、津波被災者たちの声を集めて映画にしたドキュメンタリー『なみのおと』と、その続編に当たる『なみのこえ 気仙沼』『なみのこえ 新地町』、そして、これらの作品の方法論を深化させていくかたちで平行して撮られたユニークなドキュメンタリー『うたうひと』の、いわゆる東北三部作について論じたものです。ブログを全然更新していないぶんだけ気合いを入れて書きました(いいのか悪いのかわかりませんが)。

濱口竜介監督の作品は本当にどれも素晴らしいものばかりですので、神戸・大阪・京都で行われる上映のほうにもぜひ駆けつけて下さい。