6月29日より始まる「濱口竜介プロスペクティヴ in Kansai」に多少とも協力していまして、神戸映画資料館のホームページに、「〈言葉〉を撮るドキュメンタリー──濱口竜介・酒井耕の東北三部作について」という文書を書かせて頂きました。東日本大震災後に、濱口監督が酒井耕監督と共同で、津波被災者たちの声を集めて映画にしたドキュメンタリー『なみのおと』と、その続編に当たる『なみのこえ 気仙沼』『なみのこえ 新地町』、そして、これらの作品の方法論を深化させていくかたちで平行して撮られたユニークなドキュメンタリー『うたうひと』の、いわゆる東北三部作について論じたものです。ブログを全然更新していないぶんだけ気合いを入れて書きました(いいのか悪いのかわかりませんが)。
濱口竜介監督の作品は本当にどれも素晴らしいものばかりですので、神戸・大阪・京都で行われる上映のほうにもぜひ駆けつけて下さい。