明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

『フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3』


『フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3』


これ、いつの間にか第3弾が出ていたことに気づいた。

今回収録されているのは、マイケル・カーティス『トゥルー・クライム殺人事件』フィル・カールソン『スキャンダル・シート』、ルドルフ・マテ『武装市街』ロバート・ワイズ『捕われの町』、、ジョン・ファロー『替え玉殺人事件』エドワード・ドミトリク『影を追う男』アンソニー・マン『国境事件』『窓』 の8作品。

わたしが見ているのは、『トゥルー・クライム殺人事件』『武装市街』『替え玉殺人事件』『影を追う男』『窓』ぐらいか。この中では、前に紹介した『窓』と、セントラル・ステーションを舞台にした『武装市街』がいちばん印象に残っている。『替え玉殺人事件』はときおりコメディ調になったりしてトーンがころころ変わるところがちょっと変な映画だった。『トゥルー・クライム殺人事件』は全然思い出せないのだが、海外版 DVD でもっているので見直してみよう(傑作と書いてあるし)。『国境事件』は実は見逃している。まあ、これは見なくても傑作に違いない。アンソニー・マンにハズレなし。