明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

▽ニコラ・フィリベール

『ルーヴル美術館の秘密』は『ぼくの好きな先生』のあとで撮られた映画なのだと思っていたが、実は1988年に撮影されたことを知った。してみると、あのなかで描かれていたルーヴルの改装は、わたしがフランスに行く前のことになる。フィリベールがはじめて映…

「スキャンダル大戦争」──大江・深沢の幻の天皇小説

そういえば、鹿砦社の編集長だったか社長だったかが名誉毀損かなにかで捕まった。「スキャンダル大戦争」という本のシリーズで知られる出版社だ。テレビの報道では、扇情的な表紙のこの本というか雑誌をならべた映像が使われていた。この出版社は、他社が尻…

スピルバーグの新作

物議をかもしているスピルバーグ監督の次回作のタイトルが「Munich」に決定した模様。内容は72年のミュンヘン・オリンピックで実際に起こったテロ組織「黒い9月」によるテロ事件を題材にしたもので、ピュリッツァー賞作家トニー・クシュナーが初の映画脚本…