2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『【初回限定生産】スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組み)』 スタンリー・キューブリック監督の代表5作品「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「フルメタル・ジャケット」「シャイニング」「アイズ ワイド シャット」を収録したコレクシ…
青山真治『サッド・ヴァケイション』 青山真治の最近の作品としては、久々によかった。ただ、これがとくにすぐれているというよりも、『Helpless』と『ユリイカ』というレフェランスを外部にもっている強みというべきだろうか。片腕の男のイメージをワンカッ…
自転車で行ける範囲にある唯一の映画館が9月いっぱいで閉館することになった。とくに何の思い入れもない映画館だったが、つぶれるとなると痛い。どこでもやっているような封切り映画を見に行くのには便利な映画館だった。しかし、いついってもがらがらだっ…
テッド・テツラフの名高い『窓』を見る。40年代に撮られたもっとも有名なフィルム・ノワールの一本だ。テツラフはヒッチコックの『汚名』などで有名なキャメラマン。コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の原作を、『らせん階段』(ロバート…
やっぱり仏版「カイエ・デュ・シネマ」を10冊というのは借り過ぎだった。全然読んでる時間がない。とりあえず、目次の部分だけスキャンしておいて、あとで暇なときに OCR をかけて検索できるようにしておこうかと思ったが、よく考えてみたら、「カイエ」のホ…
京都駅に新しくできたビッグカメラで新型 iPod nano の実物を見てきた。写真ではちょっともっさりしているように見えたが、実物は、めちゃくちゃ薄いし、小さいし、かっこいい。ますますほしくなった。 ☆ ☆ ☆ 前々から、秋山駿の『内部の人間』が文庫になれ…
ディーン・クーンツ『雷鳴の館』(扶桑社ミステリー文庫) スーザンはリモコンでテレビをつけた。次々とチャンネルを流していき、はじまったばかりの古い映画を見つけた。スペンサー・トレーシーとキャサリン・ヘップバーン主演の〈アダムの肋骨〉だ。以前に…
長いあいだ利用している地元の図書館に「Cahiers du Cinema」仏版がおいてあることに最近になって気づいた。雑誌コーナーにインターネット関連の雑誌を探しにいったとき、なにげに洋雑誌の棚を見たら、棚の側面に雑誌の名前をタイプしてリストアップした紙が…
もっと早く書くつもりだったが、時間がなかった。 米女優ジェーン・ワイマンが、10日、カリフォルニア州パームスプリングスの自宅でなくなった。享年93歳。30年代からワーナーの契約女優として映画に出演し、ジーン・ネグレスコの『ジョニー・ベリンダ』(48…
オリヴェイラの最新の日本公開作は、『夜顔』監督:マノエル・ド・オリヴェイラ 出演:ミシェル・ピコリ/ビュル・オジエ 内容:38年ぶりにパリで偶然再会した未亡人セヴリーヌと亡き夫の友人アンリ。アンリは胸に秘めていた、あの日起こった出来事に関する真…
ヴェネチアで公開されるというオリヴェイラの新作「Cristovao Colombo - O Enigma)」(「クリストファー・コロンブス─謎」)は、DV で撮影されているらしい。ストローブに続いてとうとうオリヴェイラも DV で撮るようになったか。一世紀のあいだフィルムで撮…
iPod の新製品が出てしまった。わたしの iPod が壊れたことは前に書いた(だれも覚えていないだろうが)。iPod を使いはじめて以来、これなしでは生きていけない体になっていたので、翌日にでも新しいのを買い直そうと思ったほどだったが、先に済ませる用事…
ラオール・ウォルシュ『限りなき追跡』 いつの間にか出てました。『Gun Fury』ってこういう邦題だったのか。ロック・ハドソンとウォルシュの組み合わせは珍しい。未見だが、ウォルシュだからおもしろくないわけがない。
相川司、青山栄 (編集) 『J’sミステリーズKING & QUEEN 海外作家篇』 ミステリー作家辞典風に書かれた海外ミステリーのブックガイド。ミステリー読本としてはなかなかのできだ。中身は、「本格」「サスペンス」「ハードボイルド」といったぐあいにジャンルご…