明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD――マルコ・ベロッキオ『結婚演出家』『アッバス・キアロスタミ ニューマスターBlu-ray BOXI, II』ほか

DVD

レイ・エンライト『セントルイス HDリマスター』、『セントルイス HDリマスター』 [Blu-ray] 蓮實重彦が西部劇ベスト50の一本に選んでいる作品だが、まあ、普通の映画です。 『戦争映画パーフェクトコレクション 栄光の軍旗 DVD10枚組』 ジョン・フォード『…

ディーヴァ誕生――マリオ・カゼリーニ『されどわが愛は死なず』

マリオ・カゼリーニ『されどわが愛は死なず』(Ma l’amor mio non muore!, 1913) ★★★ 第一次大戦前のイタリア映画は、ハリウッドにさえ負けていないどころか、その先をいっていた。アメリカ映画がまだ一巻ものの作品ばかりを作っていたとき、イタリアでは数巻…

オーソン・ウェルズ『風の向こう側』、内田吐夢『警察官』ほか

別に忙しかったわけでもないのだが、あまり書く気になれなかったのでしばらく更新できていなかった。最近見て印象に残った映画についてメモ書き程度に記しておく。 オーソン・ウェルズ『風の向こう側』★★★内田吐夢『警察官』(1933) ★★★三宅唱『きみの鳥はう…

トンポン・シャンタランクン『I Carried You Home』

トンポン・シャンタランクン『I Carried You Home』(Padang besar, 2011) ★★ タイ映画、といってもアピチャッポンの映画のように型破りで、作家性に溢れている映画ではないし、アノーチャ・スイッチャーゴーンポンのように実験的な作品でもない。タイの映画…