明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アンドレ・バザンによるクリス・マルケル『シベリアからの手紙』評

アンドレ・バザンがクリス・マルケルの初期ドキュメンタリー作品『シベリアからの手紙』(58) について書いた文章。フランス語の原文が手に入らなかったので、英語からの重訳である。 (今日は、とりあえず急いで訳しただけなので、細かいチェックは明日にな…

ガード・オズワルド『Crime of Passion』

ガード・オズワルド『Crime of Passion』(57) ★★ リュック・ムレお気に入りの監督ガード・オズワルドによるフィルム・ノワール。新聞記者としてのキャリアをあっさり捨てて刑事と結婚した女は、郊外で主婦として暮らす日常に早くも死ぬほど退屈しはじめる。…

新作DVD――『月の出の脱走』『殺人捜査線』『夏の娘たち ひめごと』ほか

DVD

ハワード・ホークス『光に叛く者』 [DVD] よく分からない邦題がついてるが、原題は「The Criminal Code」。ウォルター・ヒューストンとボリス・カーロフが共演した監獄物。 ラオール・ウォルシュ『遠い喇叭』 [DVD] 同じウォルシュの『遠い太鼓』とタイトル…

クリス・マルケル『レベル5』の上映

2017年12月16日(土)・17日(日)に 神戸映画資料館にてクリス・マルケル『レベル5』の上映が行われます。その際、16日土曜日の回に、「戦争・記憶・映像ーークリス・マルケルの『レベル5』をめぐって」と題して講演を行います。http://kobe-eiga.net/pro…

アルド・ラド『ガラス人形たちの短い夜』

アルド・ラド『ガラス人形たちの短い夜』(La corta notte delle bambole di vetro, 71) ★★½ そんなにたくさん見ているわけではないが、これはジャッロ映画のなかでもかなりの変わり種の一つではないだろうか。なにせ主人公は最初から最後までずっと死んだま…