明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD――『圧殺の森』『ラブバトル』『法律なき町』ほか

DVD

『ハリウッド刑事・犯罪映画傑作選 DVD-BOX 1』『危険な場所で』(ニコラス・レイ)、『静かについて来い』(リチャード・フライシャー)、『高い標的』(アンソニー・マン)、『暗黒の恐怖』(エリア・カザン)、『武装市街』(ルドルフ・マテ)の5作品を収…

クロード・ファルラド『テムロック』――アナーキー・イン・フランス

クロード・ファルラド『テムロック』(Themroc, 1973) ★★★ またしても奇妙奇天烈な映画を発見してしまった。いろんな映画を見てきたつもりだったが、まだこんなものが残っていたとは。つくづく映画とは奥が深いものだ。それにしても、アンダーグランドの底深…

ウジェーヌ・グリーン『La Sapienza』についての覚書

ウジェーヌ・グリーン『La Sapienza』(2014) ★★½ ただの覚書。 ほとんど棒読みのような抑揚のない台詞回し(アルティキュラション、書き言葉的なリエゾン)、カメラに真正面向いて話す俳優たち、そのミニマムな演技。似て非なるものだとあらかじめ断った上で…

レオ・マッケリー『マイ・サン・ジョン/赤い疑惑』――反共プロパガンダ映画の臨界点

レオ・マッケリー『マイ・サン・ジョン/赤い疑惑』(My Son John, 52) ★★ これはいろんな意味ですごい映画だ。レオ・マッケリーにさえこのような映画を撮らせてしまったとは、1950年代のハリウッドというのはなんと暗澹たる時代だったのだろう。 1940年代の…

新作DVD――『リヴァイアサン』『モンタナ 最後のカウボーイ』ほか

DVD

ジャック・ターナー『私はゾンビと歩いた! THE RKO COLLECTION』 [Blu-ray]、『キャット・ピープル THE RKO COLLECTION』 [Blu-ray] ヴァル・リュートンの傑作がついに、ブルーレイで登場。まあ、IVC からってのが若干不安ではあるのだが……。 『ジョン・フォ…