明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD――『リヴァイアサン』『モンタナ 最後のカウボーイ』ほか

ジャック・ターナー『私はゾンビと歩いた! THE RKO COLLECTION』 [Blu-ray]、『キャット・ピープル THE RKO COLLECTION』 [Blu-ray]


ヴァル・リュートンの傑作がついに、ブルーレイで登場。まあ、IVC からってのが若干不安ではあるのだが……。


 

『ジョン・フォード Blu-ray BOX』 《初回限定生産》


『逃亡者』『アパッチ砦』『黄色いリボン』『幌馬車』を収録。


『ハリウッド西部劇悪党列伝 DVD-BOX Vol.1』


ビリー・ザ・キッド」「命知らずの男」「オクラホマ無宿」「荒野の三悪人」「平原の勇者」の5作品を収録。この中では、キング・ヴィダーの名作『ビリー・ザ・キッド』と、あと、ウィリアム・ラッセルの『荒野の三悪人』が拾い物かな。


『ハリウッド悪女映画傑作選 DVD-BOX』


ニコラス・レイ監督によるドラマ『生まれながらの悪女』、オットー・プレミンジャー監督によるフィルムノワール『天使の顔』のほか、『追憶の女』『危険な女』『裏切りの街角』の全5作品を収録。 全部重要な作品ではあるけれど、これは既存の商品の再パッケージかな。シオドマクの『裏切りの街角』はまだ出ていなかったか。


『冒険・海賊映画 ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.2』


「放浪の王者」「剣豪ダルタニアン」「奴隷船」「バラントレイ卿」「王者の剣」「征服への道」の6作品を収録。『放浪の王者』は同名作品がいくつかあるが、この並びだとフランク・ロイド版か。


『怒涛の果て』


言うまでもないが、ジョン・ウェインのプロダクション名、バトジャックはこの映画から取られた。ゴダールが確かベストテンに入れていたと記憶している(違ったか)。


「珠玉のフランス映画名作選」はばら売りもあるみたいですね。ありがたい。


『マイエルリンクからサラエヴォへ』『七月のランデヴー』『白い足』『罪の天使たち』 『乙女の星』


ジャック・タチが出演していることでも有名なオータン・ララの代表作のひとつ『乙女の星』だけは、実は見ていない。


    

アンリ・ジョルジュ=クルーゾー『ミステリアス・ピカソ 天才の秘密』 [Blu-ray]


美術史上に残る記録映画。


ヴェレナ・パラヴェル『リヴァイアサン』 Blu-ray『リヴァイアサン』 [DVD]


レオス・カラックスも注目したという驚愕のドキュメンタリー、というか、ほとんどSF。


イリーサ・バーバッシュ『モンタナ 最後のカウボーイ』 [DVD]


これも一部では非常に注目されながら、ひっそりと公開されてしまったドキュメンタリー。『選挙』の想田和弘が自ら願い出て字幕を監修している。


神代辰巳『四畳半襖の裏張り』 [Blu-ray]、 田中登『マル秘色情めす市場』 [Blu-ray]、渡辺護『セーラー服色情飼育』 [Blu-ray]


日活ロマンポルノはなぜブルーレイにならないんだろうとずっと思っていたのだが、これでやっと高画質で見れるようになった。


  

濱口竜介『カメラの前で演じること』佐々木敦『ゴダール原論: ――映画・世界・ソニマージュ』『サミュエル・フラー自伝 ~わたしはいかに書き、闘い、映画をつくってきたか~』