明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

11月のDVDニュー・リリース

DVD

■『ジャン・ヴィゴ DVD-BOX』 ■グスタス・マハティ『春の調べ』 ■フリードリッヒ・ムルナウ『最後の人』 (セリフさえ排した究極のサイレント映画。エレベーターの下降にあわせてするすると舞い降りるキャメラの流麗な移動撮影が心躍らせる) ■『顔のない女…

ウィリアム・フリードキン『フレンチ・コネクション』

昔はどうでもよかったこういう映画も、いま見ると結構面白く見れてしまう。それだけいまのハリウッドの映画が面白くないということか。ジョン・フランケンハイマーの『フレンチ・コネクション2』は一作目に比べて冗長な仕上がりだったが、どちらも幕切れの…

村川透『もっともあぶない刑事』(89)

村川透にまだ余力が残っていたころの作品だが、館ひろしと柴田恭平が結婚式の新郎のような格好で、むなしいダンディスムをふりまくこのシリーズでは、さすがの村川透でもいい映画は撮れない。廃ビルでの場面だけは彼らしいきれを見せているが、これも結局自…

『ブリット』『夜の大捜査線』『ドリフト』

2005年10月20日 ▽ピーター・イエーツ『ブリット』同じサンフランシスコの坂道を、マックィーンがトップギアで車(ダッジチャージャーっていうの?)を疾走させる『ブリット』よりも、ジェームズ・スチュワートがゆっくりと車を走行させる『めまい』のほうが…

ダグラス・サークの季節到来?

ダグラス・サークの『Scandal in Paris』『Accord final』ほか数作品が東京横浜などで上映される模様。ちなみに、『Scandal in Paris』はDVD上映。これはたぶんわたしがもっている北米版のDVDだと思う。2000円も出せば手に入るものだが、今回の上映では入場…

10月の新作DVD

DVD

アイ・ヴィー・シーがなぜか大量に2枚組を発売。組み合わせは無数にあるのでここに書ききれない。自分の趣味にあった組み合わせを選びましょう。個人的にはもっと安くしてばら売りにしてほしかった。ロマン・ポルノ作品が続々発売されそうな気配。ついでに…

『七人の無頼漢』DVD化が始動、か?

バッド・ベティカーの西部劇『七人の無頼漢』のDVD化への投票をホームページで前々から呼びかけているのだが、どうもこれまであまり手応えがなかった。当分のあいだ孤独な戦いをつづけなければならないのかと思うと憂鬱な気分になる。しかし、先日ひさしぶり…