明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

美術

若冲展〜釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会

京都の相国寺承天閣美術館で、2007年5月13日(日)〜 6月3日(日)まで、開基足利義満600年忌記念として「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」が行われている。もう開催されて一週間になるのだが、わたしは昨日知ったばかりだ。最近は情報誌もあま…

松浦寿夫・岡崎乾二郎『絵画の準備を!』

いくつもの本を平行して読んでいるので、ときどき頭が変になりそうになる。いま読んでるのは、アガサ・クリスティの "The Witness for the Prosecution" (ビリー・ワイルダーの『情婦』の元になった同名短編)が入っている短編集のペーパーバックと、これも…

噂の若冲を見に行く

噂の若冲を京都国立近代美術館に見に行く。西洋絵画についてはかなり詳しい方だと思うのだが、正直いって、わたしには江戸絵画のことはまるでわからない。三隅研次の『大菩薩峠』などを見ながら、だれが描いたのか知らないがこのデコールに使われているカラ…

空想の美術館〜堺でアルフォンス・ミュシャが見れるって?

「迷宮美術館」というテレビ番組を毎週見ているのだけれど、こないだその番組を見ていて、大阪の堺にミュシャの美術館があることを知って驚いた。すごく地味な活動をしているようで、近所の人さえ知らないらしい。どうやら公式ホームページもないようだ。し…

「アムステルダム国立美術展」

「アムステルダム国立美術館展」を最終日に滑り込みで見に行く。例によってぎりぎりまでのばしてしまったので、最悪のコンディションで見ることになってしまった。ものすごい人混みでまともに見られなかった。フェルメールの「恋文」も、近くで警備員が「ゆ…

フェルメール展にて

兵庫県立美術館でフェルメールを見たあと、一階のロビーからガラス張りの自動扉を通って建物の外にあるテラスのほうに何気なく歩いていくと、そこに水辺が広がっていたので驚いた。思わず、ソクーロフの『エルミタージュ幻想』のラストを思い出してしまう。…