明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ダグラス・サークのドイツ時代ほか

DVD

アピチャットポン・ウィラーセタクンの『ブリスフリー・ユアーズ』でカーラジオから流れてくる、マルコス・ヴァレ作曲によるボサノバ「Summer Samba」を女性歌手がタイ語で歌ったヴァージョンがCDになっていないものかと調べてみたのだが、どうもそういう…

フィリピン・コネクション〜ヘルマンからブロッカへ

モンテ・ヘルマンのおよそ20年ぶりとなる長編劇映画の新作が、まもなく公開されようとしている(日本公開は未定。というか、まだポスト・プロダクションの段階と思われ、完成しているかどうかも定かでない)。タイトルは、「Road to Nowhere」。泣かせるタイ…

キューバ・リブレ〜『ある官僚の死』『12の椅子』

トマス・グティエレス・アレア『ある官僚の死』(66) この作品については、一度紹介しようと思ったことがあったのだが、さして興味を引きそうにもなかったので、書く前にボツにしてしまっていた。日本ではほとんど見る機会がないし、海外の DVD をわざわざ…

シドニー・ギリアット『青の恐怖』

シドニー・ギリアット『青の恐怖』Green for Danger ヒッチコックの『バルカン超特急』などの脚本家としてのほうが有名なイギリスの映画監督、シドニー・ギリアットによるミステリー映画。『絶壁の彼方に』という映画が結構気に入っていたのだが、他の作品は…