物議をかもしているスピルバーグ監督の次回作のタイトルが「Munich」に決定した模様。内容は72年のミュンヘン・オリンピックで実際に起こったテロ組織「黒い9月」によるテロ事件を題材にしたもので、ピュリッツァー賞作家トニー・クシュナーが初の映画脚本を担当している。撮影はすでに開始されており、今年の12月23日に全米で公開される。新イスラエル的なスピルバーグが事件をどう描くか(だいたい予想はつくが)。ある意味『宇宙戦争』の続編的な映画になるかもしれない。
言うまでもないこととは思うが、「黒い九月」という名称は、ゴダールの『ヒア&ゼア』にも深い影を起こしている事件から取られている。