明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2006-05-22から1日間の記事一覧

安藤尋『今、海はあなたの左手にある』

人の気配がなく、動くもののない、写真のような風景と風景のような写真が、絶えずパン移動するキャメラの運動とともに、だまし絵的にモンタージュされてゆく。マルグリット・デュラスの『大西洋の男』のテキストがバラバラに解体されたかたちで朗読される。…

ジャン=ピエール・ゴラン『ポトとカベンゴ』

大阪シネ・ヌーヴォで開催されている Edge in Osaka に、ジャン=ピエール・ゴランの『ポトとカベンゴ』を見に行く。ジガ・ヴェルトフ集団時代のゴダールとの共闘で知られるゴランが、ゴダールと別れてひとりアメリカに渡り、そこで撮ったドキュメンタリー映…

『ミシェル・フーコー思考集成』

『ミシェル・フーコー思考集成』が高すぎると思っていたあなたに朗報です。あれのダイジェスト版『フーコー・コレクション』がちくま文庫から刊行され始めました。第一巻は「狂気・理性」。今月の目玉商品です。