明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

ペドロ・コスタの新作


ペドロ・コスタの新作「En avant, jeunesse!」が 2007年秋からフランスで公開される模様。

「En avant, jeunesse ! 」は、訳すとするなら「若者よ進め!」ぐらいの意。最初見たときは記事のタイトルかと思ったが、これが作品名らしい。

ヴァンダの部屋』で描かれた街はもはや存在しない。かつてそこに住み、いまはリスボン郊外の低所得住宅に住む男ヴェンチュラがこの映画の主人公である。彼が出会う子供たちは、〈彼自身の〉子供たちとなる・・・(タイトルはここからきているらしい)。見る前にあまり作品のことは知りたくないので記事はちゃんと読んでいないのだが、要約するとこういう映画のようだ。『ヴァンダの部屋』のある意味で続編といってもいいだろう。日本での公開については不明だが、『ヴァンダの部屋』が奇跡的に公開され、DVDにさえなっているぐらいだから、可能性はある。


"En avant, jeunesse!"
de Pedro COSTA

France/ Portugal/ Suisse - 2006 - 2h34 - 35 mm - couleur - Dolby SRD
Sortie le : Automne 2007