昼顔の女、ルイーズ・ブルックスは彫像と張り合う。彼女は寺院から石を取り外し、円柱の周りに身をくねらせ、建物の前壁に花開く。そしてただあたりを焼き尽くすような純粋さによって、〈教会〉〈祖国〉〈家族〉などが社会に課す、力なき知恵に対して、無垢と狂気の愛が勝利することを宣言する。
フレディ・ビュアシュ
彼女を一度でも見た者は、彼女のことを決して忘れることができない。彼女は現代の最も優れた女優だ。なぜなら彼女は古代の彫像のように、時の外にいるから……。彼女は映画撮影の知性であり、撮影効果の最も完全なる化身である。彼女は自身のうちに、映画がサイレント最後の時代に再発見したあらゆるものを体現している。すなわち、完全な自然さと完璧な単純さである。
アンリ・ラングロワ
ルイズ・ブルックスは驚くべき首尾一貫で存在する。彼女はこの二つの映画(『パンドラの箱』と『淪落の女の日記』)で、謎のように無感動だ。
ロッテ・アイスナー
この恐るべき磁力は、ガルボも、ニールセンも、ブリギッテ・ヘルムも取って代わることはできない。彼女が登場するや、スクリーンは引き裂け、白いシーツも絶望的な風景、危険な太陽、果てのない奥行きと化す。彼女を見ると目が眩んでしまうのだ。蛇女(メリュジーヌ)、牝の野獣、子供のような女、恋する女、これはガルボのような曲線ではなく、直線の真っ直ぐな美なのだ。
アド・キルー
ルイーズ
傲れる影
あなたの目
ぼくの夢の
うねる波に裏返り
空のシーツが皺にするぼくの夢の
ルイーズ
ひとりわきにいる小さな太陽
誰もいないなにもない場所から少しはなれて
あなたの指のあいだで
星が
伝説がふれあっている そして笑う
タンジの映画館で
積み重ねられるぼくらの孤独
ルル
こわれそうな
でも音楽のような顔
甘くやわらかな草はらの
そして狂った草の 顔
あなたの声が
ぼくらの小さな夢をおおうタハール・ベン・ジュルーン